皆さま、ご無沙汰しております、介護職員Aです。
久しぶりに記事を書きます。
最後の記事更新が2023年1月ですから、約8か月ぶりの記事更新になります。
さて、今回は近況報告をしたいと思っていますが、実はタイトルに書いていますように、会社(特養)を辞めました!
前職となる特養は勤続10年以上となり、正社員(正職員)として介護リーダーの肩書を頂戴し、年収は約450万円くらいまでいきましたが、キッパリ辞めることにしました。
※介護リーダーが「肩書」と呼べるのか、ただの日替わり弁当に過ぎないポストではないのか、という真相については下記記事にまとめていますので、お時間があればご参照下さい。
特養を辞めて今何をしているのかと言うと、これもタイトルに書いていますように「派遣介護職員」として働いています。
この記事では、
- いつ特養を辞めたのか
- なぜ特養を辞めたのか
- なぜ正職員から派遣社員になったのか
- 派遣介護職員のリアルな時給や収入事情
について詳しく紹介していきます。
私が特養を辞めたのはいつ頃なのか
実は、特養を辞めたのは結構前になります。
「結構前っていつ頃なのよ」ということですが、この記事を書いている2023年9月時点で既に1年以上前に辞めていました。
辞めてすぐに派遣介護職員になったわけではなく、暫く失業保険を受給しつつ求職活動や休息をしておりました。
会社を辞める時は転職先が決まっていることがベストではありますが、「ま、どうにかなるでしょ」という甘い考えが先行したのでした。
その間、時間は有り余っていたものの、ブログ記事を積極的に更新する気にはなれませんでした。
その理由としては、
- 既に介護職員ではないのに「介護職員Aのひとりごと」というブログタイトルは嘘になるから何か嫌
- 介護職員ではなくなったので現場のリアルな記事が書けない
- 介護現場のリアルな記事でないと筆が乗らない
などになります。
ですから、その間はつまらないアフィリエイト記事を書いたり、当ブログをおすすめブログとして紹介して下さったメディア様を更に紹介する記事などを時折書くだけになっていました。
この度、再び介護職員として働き始め、1年ほど経過したことで少しだけ余裕が出てきましたので少しずつですが記事更新を再開していこうかと思っています。
なぜ私は特養を辞めたのか、その理由は?
何故、特養を辞めたのかと言うと、一言で言えば「嫌になったから」です。
なぜ嫌になったのかと言うと、あまり詳細に書くと身バレの危険があるので抽象的にしか書けませんが、「迷走するお粗末な上司」と「やりがい搾取をする手綱を強める組織体制の改悪」とだけ言っておきます。
もちろん、ネガティブな理由だけでなく、漠然とですが「違う施設や他の働き方も経験してみたいなぁ」という前向きな理由もありました。
なぜ私は正職員から派遣社員になったのか
特養を辞める直前の私の状態は、
- 正職員
- 介護リーダー
- 年収450万円
でした。
介護職員の待遇としては、「悪くはない状態」と言えるでしょう。
それなのに、何故私は不安定な介護派遣という道を選択したのかと言うと、「気軽に働いてみたかったから」という冒険心溢れる理由になります。
「まぁ、最悪の場合はまたどこかで正社員の仕事を見つければいいや」という、中年男性にしてはリスキーな思考での選択ですが、「これこそ誰かが言っていた働き方改革なのだ」などとうそぶいてみます。
派遣介護職員のリアルな時給や収入事情
ここからは派遣介護職員の実際の給料(時給)や収入についてご紹介していきます。
多くの派遣社員は時給制かと思います。
そして、介護派遣の時給のイメージとして、「直接雇用より少し高い」と思われているかもしれませんが、実際は一概にそうは言いきれません。
何故なら、派遣介護職員の時給には「介護職員等処遇改善手当」や「賞与(ボーナス)相当額」が含まれているからです。
それらが含まれた時給となっているため、一見すると直接雇用の人より高いように見えてしまうのです。
時給には地域差がありますが、私の地域では「介護福祉士資格所有者で平均時給1500円」です。
無資格であったり初任者研修や実務者研修修了者の場合は介護福祉士資格者よりも当然もっと低く、平均時給1200円~1400円になります。
そこで私は、介護福祉士と介護支援専門員資格を所有していることと、介護リーダーの経験も長いという強みを前面に出して、無理を承知で最初から強気に時給1600円で派遣先を探してもらうことにしました(派遣会社が言うには時給1700円はさすがにキツいとのことで1600円にしました)。
すると意外にも、人材不足で困っている事業所はまだまだ多いようで、すんなりと時給1600円で某特養への派遣が決まりました。
「なんだ、意外と言ってみるもんだな」などと思いました。
さてしかし、介護派遣で時給1600円は本当に高給なのでしょうか。
もちろん、派遣社員として月給で考えれば悪くない時給に入るのでしょうが、私が過去記事でご紹介した通り、「収入は年収で考える必要がある」のです。
1か月平均21日勤務だとして、
月収:時給1600円×8時間労働×21日出勤=268,800円
となり、悪くはありませんが、年収だと
年収:月収266,800円×12か月=3,201,600円
となり、介護福祉士の平均年収350万円を大きく下回ってしまいます。
つまり、介護福祉士資格を持っているのに、時給1600円は格安であると言えるのです(派遣となれば、昇給もアテにならないでしょう)。
年収350万円を逆算して時給をはじき出すと、最低でも時給1736円必要です。
そもそも、私は年収450万円からの転職なので、時給1600円では年収で130万円もダウンしてしまうことになります。
しかしまぁ、それが介護派遣というものなのです。
自分が選んだ道なので、頑張れるところまで頑張ってみようと思います。
ただ、ここで覚えておいて欲しいのは、時給1736円以下の介護派遣は年収350万円以下にしかならないということです(夜勤や残業なしの場合)。
繰り返しになりますが、収入は年収で考える必要があるのです。
さいごに
今回は、私の近況について記事を書きました。
長年、特養で正職員として働いてきましたが、1年以上前にはなりますが意を決して会社を退職し、現在は別の特養で派遣介護職員として時給1600円で働いています。
同じ特養でも事業所が違えば環境も人間関係も変わりますし、正職員の時に見えていた景色と派遣介護職員の現在で見える景色も違っています。
良い意味でも悪い意味でも色々あります。
介護現場に慣れてはいても、やはり新人として入職すると勝手が違ったり立場が違うので非常に疲れてしまい、なかなか時間も取れずブログも更新できずにおりました。
少し余裕が出てきましたので、今後も少しずつにはなりますがリアル介護現場の実情と派遣介護職員の実情を記事に書いていきたいと思っていますので宜しくお願いします。
コメント
Aさんもお忙しいなかお返事ありがとうございます。Aさんは派遣という道を選びましたが自分は辞めて次はとなったらリハビリデイを考えています。年収は下がりますが決まった休みがあるというのと、職場環境や(特にハードの面)で夏に体調崩してコロナ感染したのと、色々な介護の働き方を体験してみたい、良くなりたいという目的意識がある利用者を手助けしたいという考えからです。昔特養のデイの相談員してた時利用者の機能訓練してて辞めた後もその利用者にばったりあったら毎回リハビリ付き添ってくれてありがとう、おかげで良くなったよと言われた事もありまして(近所の人なんで医者とか公共の施設で何度かばったり会います)なんか近辺にタケノコみたいにできてるので色々探してみようと思ってます。しかし、自分みたいに様子みてじゃなくて思いきって新しい道を撰んだAさんはホント凄いと思います。
>かずさん
こんばんは~
返信ありがとうございます^^
次の目論見はデイケアですか、いいと思います。
やっぱり直接感謝の言葉をもらえるとこちらのモチベーションも違ってきますよね。
確かに色々な介護事業種別を経験してみたい気持ちはありますが、現役で働ける年齢は無限ではないのでなかなか難しいのも事実ですね。
そういった意味では、転々と事業所を変われる派遣はありなのかもしれませんね。
様子を見ながらが一番いいんでしょうけど、私は少々無鉄砲な所がありまして。。。
久しぶりの更新ですね。僕も久しぶりのコメントですが、Aさん職場の環境の悪化もあって心機一転しようと思ったのですね、応援しています。自分もコメントしない間職場で色々ありました。少しずつ明かしていこうと思いますが自分の職場も環境等色々悪化して先行きが不安というのもあります。今はなんとか働ける状況ですがこれ以上悪化したら自分もやりたい介護の仕事がありますのでそれができる職場に転職する事考えています。心機一転したいです。
また色々な記事楽しみにしています。
Aさんも身体に気をつけて頑張ってください。自分は夏の疲れがたまってそれが祟って先月コロナに感染してしまいました…。Aさんも無理せず過ごしてください。
>かずさん
こんばんは~、ご無沙汰しております^^
応援ありがとうございます!
かずさんも色々あったのですね。。。
お互い頑張りましょうね。