介護の経営学

介護事業所は「マグロ漁船」だと思え

更新日:

 

「マグロ漁船」と聞くと

  • 借金を返せなくなった人がさせられる仕事
  • 一定期間、過酷で不自由な生活をしなければならない仕事

というような負のイメージがあります。

 

その反面

  • 短期間でお金が稼げる仕事

というプラスのイメージもあります。

 

今回「介護事業所は「マグロ漁船」だと思え」というタイトルにした意図は、上記のイメージとは違った内容となります。

確かに介護業界も一定の過酷さと不自由さはありますが、一攫千金は望めませんし、借金のカタに送り込まれるような業界でもありません。

では、マグロ漁船がどう関係しているのかと言えば、「経営者が目指さなければならない職場環境のひとつのモデルケースとなるのではないか」という思う点について以下に詳しく書いていきたいと思います。

 

 

 

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マグロ漁船の目的

 

マグロ漁船の職場環境は確かに良いイメージが湧きにくいかと思います。

私も実際にマグロ漁船の仕事をしたことがないので、体験談としては語れませんが、一般的に「現在いる労働者をどう上手く使ってより良い成果(マグロ)を得るか」ということが重要視されているようです。

そりゃそうです。

マグロ漁船の目的は、労働者に不自由をさせることでも借金を返させることでもなく「少しでもマグロの漁獲量を上げること」になるからです。

介護業界で言えば「利用者により良い介護を提供すること」になります。

そこで問題となってくるのは「その目的を達成するためにどうするか」という経営者(船長)の手腕です。

 

 

 

マグロ漁船と地上の法人の違い

 

「マグロ漁船」と「地上にある企業や法人」との大きな違いは

  • マグロ漁船には替わりとなる労働者がいない
  • マグロ漁船は労働者を補充することができない
  • マグロ漁船は労働者が減ると漁獲量が減り目的達成が遠のく

という点です。

 

つまり、「マグロ漁船では今いる人員でどうにかやりくりしていき、最良の方法でより多くのマグロを獲る必要がある」のです。

一方、地上に存在する企業や法人は、

「使えないやつだから他の人材を探そう」

「問題を起こしたから辞めさせよう」

「虫の居所が悪いから無視してやろう」

等々、様々な選択肢があります。

 

そういう職場環境であれば、労働者にも職業選択の自由があるのですからどんどん辞めていくことでしょう。

つまり、この場合、「選択肢が多いからこそ逆に目的を達成できなくなっている悪循環」になっています。

マグロ漁船の船長には労働者に対する選択肢が少ないからこそ、より良い経営手腕を発揮する必要があり、そういう船長でないと目的を達成できないからこそ「マグロ漁船の船長の経営力は高い」ということが言えます。

特殊な環境にある経営方法や職場環境から学べることは大きいのではないでしょうか。

 

 

 

今いる労働者を大切にする

 

経営能力の高いマグロ漁船の船長が行っているのは「今いる労働者を大切にする」という一点に尽きます。

一人でも減ってもらったら困るのです。

地上の楽園(法人)もこの点を意識することで、労働者のモチベーションも高くなり、ひいては離職率を低下させたり、人材の確保もしやすくなります。

今の介護業界はポジティブキャンペーンを推してネガティブキャンペーンを封殺しようとする体質がありますが、前向きな人ばかりだと慎重さが薄れたり問題点に気づかないリスクがあります。

ですからネガティブキャンペーンにも耳を傾け、慎重に問題点に対峙していくことも必要です。

つまり、経営者はどちらかに偏らず「今いる全ての労働者を大切にしていく姿勢」が求められるのです。

「自分はちゃんとそういう風にやっている」と自画自賛をしている経営者もいらっしゃるかもしれませんが、判断基準は「離職率」と「定着率」です。

ひとつの目安として「人材不足の事業所は今いる労働者を大切にしていない」と言っても過言ではありません。

 

 

 

最後に

 

マグロ漁船の船長の経営手腕と介護業界について記事を書きましたが、介護業界に限らずどの産業や業界の経営者にも当てはまる内容かと思います。

しかし、いつまで経っても人材不足に悩んでいる介護事業所の経営者には是非頭に入れておいて欲しい「経営学」です。

「もし自分の事業所がマグロ漁船だったら」と考えれば、たった1人の職員でも欠けないようにどの労働者も大切にし、ひとりひとりを活かしていけるような声掛けや対応や職場環境健全化が必要なのではないでしょうか。

介護事業所もマグロ漁船の職場環境に見習うべきことが多いように感じます。

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