介護の基礎知識

【介護士】座っている利用者の傾聴をする時に床に片膝を突かない方が良い理由

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介護現場だったり、介護の宣材写真などでよく見掛けるポーズに「車椅子などに座っている利用者に対して傾聴をしている介護士がキラキラした笑顔で床に片膝をついている(立てている)画」があります。

絵面としては「キラキラ感」や「同じ目線の高さにすることで寄り添う介護らしさ」が出て「さまになる」「見栄えがいい」ということと、片膝をつくことで体のバランスが安定するというのも理解ができます。

しかし、それでもやはり「床に片膝(もちろん両膝も)を床につけない方が良い」と思っています。

今回は、「車椅子などに座っている利用者の傾聴をする時に床に片膝をつかない方が良い理由」について記事を書きたいと思います。

 

 

 

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介護士が床に片膝を突かない方が良い理由

 

 

介護現場で傾聴をする際に、床に片膝を立てて片膝をついたりしない方が良い理由を解説していきたいと思います(もちろん両膝もですが、そこは含みおきください)。

 

理由①「不衛生」

床に片膝をつかない方が良い最大の理由は「不衛生」だからです。

床には目に見える埃やゴミや汚れだけでなく、目に見えない菌やウイルスがズボンの膝の部分に付着することになります。

手で床を直接触ってしまった場合は手を消毒したり石鹸で手洗いをすればある程度は落ちますが、ズボンの場合はそうもいきません。

膝をつくたびに消毒したり洗濯することは現実的ではありません。

そうなると、汚れや菌やウイルスを付着させたまま仕事をしていくことになります。

自分にとっても不衛生な状態ですし、これから介護をする利用者にとっても不衛生な状態を媒介することになってしまいます。

恐らく、多くの場合はオムツ交換をする際はベッドに片膝を乗せて行うかと思います。

これは、介護者の腰の負担軽減と体勢を安定させるためなのですが、その際に床につけた膝をベッドに乗せるのはやはり不衛生です。

ですから、ベッドに片膝を乗せて介助をするのであれば「床に片膝をつけて傾聴しない方が良い」と言えます。

もちろん、オムツ交換以外でも無意識に膝を触ったり、利用者に接触することで自分が感染源になってしまうために床に膝をつかないようにしたいものです。

 

 

理由②「ズボンの生地が傷む」

床に片膝をつくと、圧迫や摩擦によってズボンの膝の部分の生地が傷みます。

何度も繰り返していると、摩擦でテカテカになってきたり最悪の場合、穴が空いてしまうことになります。

会社から支給されている制服にしろ、自前のズボンにしろ、物は大切に扱いたいですし、わざわざ自分からズボンの生地を傷めるような体勢を取る必要はありません。

 

 

片膝をつかずに傾聴するために

では、片膝をつかずに車椅子などに座っている利用者の傾聴をするにはどうすればいいのでしょうか。

片膝をつくことのメリットは

  • 体勢が安定する
  • 利用者の目線に合わせられる

ということになろうかと思います。

確かに、片膝をつかずにしゃがんだ状態で傾聴をしていて、自分がバランスを崩して尻もちをついてしまえば本末転倒です。

利用者の傾聴をする時は、「介護職員も椅子に座る」ということで解決ができます。

その方が、体勢も安定しますし落ち着いて傾聴できます。

すぐ近くに椅子が無かったり、そんなに落ち着いて傾聴できないは結局はしゃがんだ体勢を取るなどで片膝をつかないようにして傾聴することになってしまうかと思います。

しかし、そもそも「落ち着いて耳を傾けられない」「椅子が無い状態で話を聞く」「介護職員が椅子に座っているとサボっていると思われる」ということが常態化してしまっている環境であれば、潜在的な問題が潜んでいると言えるのではないでしょうか。

 

 

 

最後に

 

今回は、座っている利用者の傾聴をする時には片膝をつかない方が良い理由について記事を書きました。

既に介護現場で働いている人にとっては重々承知のことかと思われますが、まだご存知ない人に向けた記事になります。

ただ、重々承知をしていても、無意識だったり致し方なく床に膝をつけてしまう場合もあり得ますし、介護職員が業務中に椅子に座って傾聴していることに対して批判的な目が向けられることもあります。

介護職員の意識や知識も大切ですし、介護職員を取り巻く体制や環境づくりも非常に大切です。

介護職員が書類仕事をサービス残業で行わざるを得ない実情とは?

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