介護現場には上から目線だったり、高圧的な言い方をしてくる同僚や上司が存在します。
もちろん、介護現場に限らずどこでもそんな人が存在するのでしょうが、人間関係の劣悪さが有名な介護業界では尚更顕著だと言えます。
言い方の悪さの典型として、例えば、
「そんなことしちゃダメでしょ!」
「わからなかったら聞いてって言ったでしょ!」
というような感情に任せたきつい言い方をしてしまうと、相手は萎縮してしまいます。
この言い方を、
「そのやり方よりもこういうやり方の方がこういう理由で良いと思うよ」
「起きてしまったことは仕方がないから、次から最初に聞きに来てね」
という言い方に変えるだけで印象も心象も精神的ダメージも雲泥の差があります。
ですから、「言い方」というのは非常に重要なわけですが、もう1つ重要なことがあります。
それは「余計なことを言わない」ということです。
つまり、言葉の最後に言わなくてもいいことを敢えて言ってしまう人がいるのです。
今回は、「介護現場では言い方の善し悪しもあるけど一言多いのも問題」ということについて記事を書きたいと思います。
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一言多いのも問題
相手に与える印象や精神的ダメージが全く違ってくるのですから、言い方には十分配慮する必要があります。
しかし、言い方に配慮しても「一言多い」と結局は本末転倒で、相手に嫌な思いをさせてしまうことになります。
一言多いとは
「一言多い」とはどういうことを言うのでしょうか。
例えば、
「〇〇して下さいね、どうせできないでしょうけど」
「〇〇して下さいね、常識があればわかるでしょうけど」
「〇〇して下さいね、今まで何回も言ったけど」
「〇〇して下さいね、誰でもできることだけど」
「〇〇して下さいね、ちょっと考えればわかることでしょ」
などです。
「〇〇して下さいね」のあとの一文が「一言多い」ということになります。
つまり、言わなくてもいいことなのです。
これを言わなければ角が立たず相手にもダメージを与えることがないのに、何故か言わずには居られないという時点で「性格の悪さ」が滲み出てしまっています。
こういう「一言多い性格の悪い人」がいるだけで職場の雰囲気や人間関係が悪くなる原因になります。
一言多い人の特徴
一言多い人の特徴は前述したように「圧倒的に性格が悪い」ということになります。
そして、他にも「相手より優位に立ちたい」「そういうキャラになってしまった」「人の気持ちがわからない」という特徴があります。
例えばネット上でも、「敢えて言う必要はない」ということにもわざわざ何かを言う人がいます(Twitterではクソリプなどと言ったりします)。
言ったことによって、角が立ってしまったりいざこざやトラブルに発展してしまう可能性が出てきます。
そういった場合は、スルースキルを駆使することによってトラブルを回避できるわけですが、スルーしているのは決まって「言われた側」です。
こういった状況も、一種の介護現場の人間関係の縮図と言えるのかもしれません。
但し、残念ながら一言多い人は「論破されてグダグダになるまで言うのをやめない」という特徴があります(Twitterではミュートやブロックができますが、現実世界ではミュートやブロック機能がないため深刻です)。
つまり、言われた側が我慢する方法以外で一言多い人の愚行を根本的にやめさせるためには「こちらも臨戦態勢になり徹底的に叩きのめさなければやめてくれない」というジレンマがあります。
そうなると、言葉の銃弾が飛び交うカオスな状態になるのは介護現場も変わりません。
言い方が悪かったり、一言多い人がいるだけで人間関係が悪化していくため大変問題であると言えます。
最後に
今回は、「介護現場では言い方の善し悪しもあるけど一言多いのも問題」ということについて記事を書きました。
「一言多い発言」は明らかに判断ミスです。
何故なら、相手にとって何もプラスを生まないばかりか、ひいては自分にも跳ね返ってくることになるからです。
要は、その場の感情や配慮不足によって、ほとばしる性格の悪さが溢れ出てしまったに過ぎません。
介護現場では、チームとして介護を行っているのですから、言い方も含め余計な一言を言わないような配慮も重要です。