介護職員の特徴

介護現場の質は低空飛行「働き蟻の法則」に似ている?

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介護現場の質は年々、いや日に日に低下していっているような気がしますが、もしそうなら既に現場は崩壊してしまっているでしょう。

崩壊寸前の現場が多いのは確かですが、「崩壊してしまった」という話はあまり聞きません。

その一番大きな理由は、良くも悪くも「自己犠牲を払い続ける職員が支えているから」だと思っています。

しかし、いつまでも自己犠牲では支えきれず、体を壊したり心を病んだりして辞めていってしまう人も多いのが実情です。

「良い職員から先に辞めていく」と揶揄されているのが介護業界なのです。

今回は「では何故、そんな状況なのにいつも「破綻寸前」で耐えて、低空飛行ながら運営していけるのか」ということについて記事を書きたいと思います。

 

 

 

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質が向上しない原因

 

本来、質の向上を目指してはいるものの、現実問題としてあまり効果が出ているとは言えない状況です。

かと言って、低下し続けているわけでもなく、低空飛行を続けているわけですが、まずは「質が向上しない原因」を考えてみたいと思います。

国や業界や事業所が「介護職員の資質の向上」を謳っており、各種研修を推奨し、専門性を明確にすることで底上げしようとしているのです。

しかし、ある程度まで資質が向上した職員は「介護現場の現状に失望して辞めたり転職していく」ことが最大の原因だと言えます。

例えば

  • 綺麗ごとに体も心もついていけない
  • これ以上頑張っても将来性が無いことに気づいてしまった
  • 精神論や自己犠牲で働き続けることに限界がきてしまった

などになります。

つまり、資質が向上すればするほど、現実を知れば知るほど「このまま働き続けても将来笑っている自分の姿が想像できない」ことに気づき「自分のため、家族のため」に介護現場から去っていってしまうのです。

介護業界から足を洗ってしまう人もいれば、他事業所へ転職する人もいます。

同じような状況が多くの事業所で行われていることで、人材が安定しないのです。

安定していないのに質の向上ができるはずもありません。

仮に転職したとして、その人にいくら能力や資格があっても、転職してきた人材は「新人」扱いです。

すぐに絶対的な信用と信頼を得られることが少なく、信頼を得ていくためには「ある程度の勤続年数」が必要となってくるのは介護業界に限ったことではありません。

能力や資質のある転職してきた新人よりも、能力がない古株の職員の方が大事にされる環境があるのです。

そうなると、能力のある人材は面白くありませんし、また不平不満を抱え転職することになります。

現在の介護事業所の多くは、資質の高い人材を欲しておきながら、現実は「能力や資質の高い職員を定着させられない環境」が介護現場の質の向上を妨げていると言えます。

 

 

 

低空飛行の原因

 

介護現場の質が向上せず低下する一方では、完全に崩壊してしまいます。

しかし、常に「低い水準で低空飛行」を続け、首の皮一枚で繋がっているのが実情なわけですが、その原因を考えてみたいと思います。

 

原因①「自己犠牲を払う職員」

どの介護現場にも必ずいるのが、自己犠牲を払うことで何とか現場を回す職員です。

例えば

  • サービス残業をする
  • 休憩や有給を取らない
  • 自分の生活や都合よりも現場を優先させる

などを行う職員になります。

一見、素晴らしい職員に見えてしまうのですが、やっていることは「ブラック体質」です。

介護現場では、こういうブラック体質を日常化させることで何とか通常運転をしています。

逆の見方をすると「自己犠牲を払う職員がいるから職場環境が良くならない」ということも言えます。

ブラック体質を当たり前のように行う職員がいると、「ブラック体質が当たり前」になってしまい、職場環境が改善しないのです。

本人も良かれと思ってやっている場合が多いので、闇深い問題です。

 

原因②「働き蟻の法則」

「働きアリの法則」をご存知でしょうか。

【働きアリの法則】

  • 働きアリのうち、よく働く2割のアリが8割の食料を集めてくる。
  • 働きアリのうち、本当に働いているのは全体の8割で、残りの2割のアリはサボっている。
  • よく働いているアリと、普通に働いている(時々サボっている)アリと、ずっとサボっているアリの割合は、2:6:2になる。
  • よく働いているアリ2割を間引くと、残りの8割の中の2割がよく働くアリになり、全体としてはまた2:6:2の分担になる。
  • よく働いているアリだけを集めても、一部がサボりはじめ、やはり2:6:2に分かれる。
  • サボっているアリだけを集めると、一部が働きだし、やはり2:6:2に分かれる。

【引用元】ウィキペディア

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%83%8D%E3%81%8D%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%81%AE%E6%B3%95%E5%89%87

 

つまり、「良く働く蟻」と「サボっている蟻」がいて、その割合は常に一定なのですが、「良く働く蟻がいなくなると、サボっていた蟻が働き始め、再び同じ割合になる」という法則です。

介護現場の職員もこの法則によく似ているのではないでしょうか。

介護現場で資質の高い職員や自己犠牲を払う職員が辞めていなくなると、今までサボっていた職員がそれを補おうと働き始めることで「低空飛行を維持」しているのです。

ちなみに、今まで「使えない」と思っていた職員より「更に使えない職員」が補充された場合、「今まで使えないと思っていた職員がマシに見えてくる」という法則もあります。

 

 

 

最後に

 

今回は「介護現場の質が向上しない原因と低空飛行を続けている原因」について記事を書きました。

介護現場の現実を目の当たりにし、働き続けることにメリットが見い出せないと、いくら職員を育成しても退職者が後を絶ちません。

その穴を埋めるように残された職員が頑張り出す姿は「働き蟻の法則」に酷似していました。

だから介護現場は今でも崩壊せずに「崩壊寸前」で留まっているのではないでしょうか。

そしてその状態が正しく「低空飛行の介護現場」だと言えます。

職員の育成もいいですが、「介護業界で働き続けることのメリット」をもっと育成した方が良いのではないでしょうか。

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