リアル介護現場の実情

こんな給与明細の渡し方をしている介護事業所はヤバい5選

投稿日:2019年7月6日 更新日:

 

介護職員の給料は低水準であることは周知の通りですが、給料日に銀行に給料が入金されると嬉しいものです。

いくら雀の涙ほどであっても、血と汗と涙の結晶であるからです。

昔は給料は「手渡しで支給」するのが主流でしたが、最近では殆どの事業所が「銀行振込」でしょう。

そうなると、「給料の入金」と「給与明細を渡す」タイミングにズレが生じます。

一般的な企業であれば、「給料日当日に給与明細を各個人に配布して終わり」又は「Web上で個人宛に通知することで交付」となるのですが、介護業界は一般的ではない事業所も多く、「独特のしきたり」があったりします。

今回は、「こんな給与明細の渡し方をしている介護事業所はヤバい」ということについて記事を書きたいと思います。

「上見て暮らすな、下見て暮らせ」が介護業界

 

 

 

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こんな給与明細の渡し方をしている所はヤバい5選

 

 

そもそも「給与明細の渡し方にまで慣習やしきたりがある時点でヤバい」のですが、具体的に5つ+番外編をご紹介したいと思います。

 

①「トップがいないと明細をくれない」

給料日を過ぎても、理事長や施設長などのトップが在席中で、尚且つ時間の余裕がある時しか給与明細をくれない事業所はヤバいです。

勤務のタイミングと合わなかったり、トップが離席や出張などで不在の場合は、いつまで経っても給与明細が貰えません。

給与明細を配ることが目的なのではなくて「トップから手渡しすることにその目的を置いてしまっている」ために、こちら側の都合は二の次、三の次になっています。

ダラダラといつまで経っても給与明細を貰えないばかりか、トップの顔色ばかり窺うような事業所はヤバいのです。

 

 

②「明細を渡す時にお辞儀とお礼を求められる」

これも、トップから手渡しする事業所にありがちなのですが、明細を渡されたら両手で受け取り「ありがとうございます!」と言って深々とお辞儀をするのが「しきたり」になっている事業所はヤバいです。

もちろん、何も言わずに受け取るのは無礼な感じになってしまいますので、「ありがとうございます」等のお礼の言葉は必要でしょうが、体育会系さながらに深々と頭を下げさせ、お礼を言わせるのは、上下関係を誇示し意識させるような行為です。

そういうしきたりの裏には

「働かせて貰えてありがたいと思え」

「給料を貰えてありがたいと思え」

「トップを崇め尊敬し、そして感謝しろ」

という風潮があります。

「働いて貰っているのだから給料を支給するのは当然」

「ナケナシの給料で申し訳ない」

「働いてくれてありがとう」

という気持ちや考え方が欠如してしまっている事業所は、職員を奴隷か召使いか捨て駒のようにしか考えていないためヤバいのです。

 

 

③「明細を渡す時に整列させられる」

トップからの手渡しの場合、配布される時間が限られているために、「給与明細を貰うためには、今このタイミングしかない」ということになり、必然的に職員が整列して自分の順番を待つことになります。

数十人の職員が並んで待つために、後方にいる職員に給与明細が手渡るまでに数十分掛かります。

この間、現場はほったらかしです。

もちろん、職員同士で声を掛け合って「現場に誰もいない」ということがないように交代しながら整列しているのですが、あれだけ「人員不足だ」と嘆いているくせに、たかだか給与明細を手渡すために現場を手薄にする必要があるでしょうか。

そういうことにも思いを馳せられず、思慮が足りず、効率化や合理化をおもんばかれないような事業所はヤバいのです。

 

 

④「全体会議後に渡される」

これも介護事業所にありがちなのですが、ほぼ全員が集まる全体会議のあとに給与明細を渡す事業所もヤバいと言えます。

何故なら、前述した「トップからの手渡し」「整列」に該当するばかりでなく、「翌月の全体会議まで明細が貰えないことが確定している」からです。

「全体会議の日に給与明細配布」と決められていれば、明細が貰える日は確定しているわけですが、それが普通に1週間~10日先だったりします。

また、シフトの関係で全体会議に出席できない場合は、明細がいつ貰えるのかわからなくなる上に、最悪の場合「翌々月の全体会議まで貰えない」ということもあり得ます。

明細の配布が遅ければ遅いほど、振り込まれた給料の内訳を確認することが出来ません。

「従業員の給与明細は速やかに渡すもの」という配慮が欠けているためにヤバいのです。

極々一部の事業所で、全体会議の日は公休であっても給与明細だけ会社に取りに来させる事業所もあるようです。

それって、完全に「ブラック」です。

 

 

⑤「改善を求めても変わらない」

いつまでも給与明細が貰えない状態が続くと、中には「早く明細が貰えるようにして欲しい」「明細の配布方法をスムーズなやり方に変えて欲しい」と訴える職員も出てくることでしょう。

それは至極当然の訴えになります。

しかし、そういう訴えがあっても、意見がトップまで上がっていかなかったり、トップの耳に入っても結局は何も変わらなかったりする場合はヤバいと言えます。

つまり、そういう事業所は

  • 従業員の意見を大切にしない
  • 給与明細の配布時期や方法に問題があると思っていない
  • 風通しが悪く排他的な環境

ということが明らかです。

従業員を大切にしない事業所がヤバくないはずがありません。

 

 

番外編「給与明細の封筒を使い回している」

給与明細が入っている封筒なんて、所詮「茶封筒」です。

多少の経費は掛かっているでしょうが、会社を運営していく中での必要経費と言えます。

しかし、ヤバい事業所は「給与明細の茶封筒さえケチる」のです。

どうケチるのかと言うと、トップの目の前で両手で頂戴した給与明細の茶封筒の中から、「給与明細だけを取り出して茶封筒は返還する」のです。

「給与明細を両手で頂戴し、お礼を言ったあとに受領印のためのハンコを事務員へ渡しながら茶封筒から明細を取り出し封筒だけ返す」という一連の流れを毎月していると「タコ踊り」をさせられている気分になり不快です。

経費削減にストイックな姿は経営者にとって必要な能力なのかもしれませんが、ストイックさが必要な個所はもっと他にあるのではないでしょうか。

 

 

 

最後に

 

今回は、「こんな給与明細の渡し方をしている介護事業所はヤバい5選」をご紹介しました。

皆様の職場は5つのうちいくつ当てはまったでしょうか。

当てはまれば当てはまるほど「ヤバい」と言えます。

共通しているのは「給与明細の配布タイミングが遅い」ということです。

もちろん中には「給与明細には興味がない」「お金さえ入ってくれば明細は要らない」という人もいらっしゃるかもしれませんが、そもそも「給与明細書を速やかに従業員に交付することは当たり前のこと」です。

そんな当たり前のことが出来ない人達が、ふんぞり返って

「働かせて貰っているだけありがたいと思え」

「介護の仕事はこういうもの」

などと言ってしまうから反感を買ってしまい、職場環境も良くなっていかないのではないでしょうか。

たかが給与明細ですが、その渡し方や時期やタイミングがその事業所の体質を物語っていると言っても過言ではありません。

 

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