以前、過去記事で「介護業界にありがちな無意味な研修やセミナー」について言及しましたが、本当に介護業界には様々な勉強会やイベントやセミナーやプロジェクトなどが乱立し闊歩(かっぽ)しているように思います。
まぁどちらにしても基本的に「介護現場をよく知らない人が主催しているイベントにマトモなものはない」ということは火を見るより明らかなわけですが、もっと言えば「ただ現場職員から参加費などを搾取しているだけ」という本質が見えてしまえば、益々閉口してしまいます。
主催者も敢えて搾取していることについては見せないように、参加者も敢えて自分が搾取されていることに気づかないように「お互いが忖度」をして実施されているのが現状のように感じています。
お互いが納得しているのなら問題はないのでしょうが、今回は「こんなセミナーやイベントや勉強会には参加したくないなぁ」と思ってしまった3選をご紹介したいと思います。
こんな勉強会やイベントやセミナーには参加したくない3選
それでは早速、こんな勉強会やイベントやセミナーには参加したくない3選を詳しくご紹介していきます。
①参加者や様子がTwitterなどのSNSで晒されている
過去に実施された時の様子がTwitterなどのSNSにアップされている勉強会やイベントやセミナーなどはご免被りたいものです。
様子だけならまだしも、参加者の顔や後ろ姿など、人物が特定できそうなくらい晒されている場合もあります。
もちろん、事前に本人に承諾や了承を取っているのでしょうが(承諾を取っていなければプライバシーや肖像権の侵害になります)、そうだとしてもその場の雰囲気などで断りきれなかった人もいるかもしれません(断るエネルギーも必要になってきます)。
どちらにしても、「ネットやSNSにアップする前提」で行われているようであまり良い気がしません。
そういう体質の主催者は、同じ感覚で利用者の顔などをTwitterやSNSなどに顔や様子をアップしていたりもします。
仮に承諾を得ているにしても、高齢者は「ネット上に晒される恐ろしさ」まで十分に理解している人は少ないでしょう。
つまり、「ネット上にアップされる以上、半永久的に残り続け回収不能な状態になること」や「身元や生活状況を特定される可能性があること」などのリスクまで十分に伝えた上であればいいのですが、恐らくそこまでは伝えていないのではないでしょうか。
もしそうであれば「騙し討ち」もいいところです。
個人的には、そういう不健全な体質が見え隠れする人が主催している勉強会やイベントなどは遠慮したいですし、参加したくないと思ってしまいます。
②TwitterなどのSNSでの常日頃の発言が不穏
普段のTwitterなどでの発信内容が不可解であったり違和感を覚える内容のことが多い人が主催していたり、講師をしているような勉強会やイベントやセミナーには参加したくないと思ってしまいます。
もちろん、相性が合う合わないもあるのでしょうが、中には介護職員のことを見下すような内容だったり、他者に対して恫喝に近いような発言をしている人もいます。
「実際に会ってみると良い人だった」ということもあるかもしれませんが、「Twitterでの発信では素が出やすくネット上での発言の方が本心であり本質である場合が多い」ということには留意しておく必要があります。
つまり、一度や二度会ったくらいではその人の本質を見抜けていない場合が往々にしてあり得ますし、ネット上の発言が全てを物語っていると言っても過言ではありません。
ですから、Twitterなどでの発信内容が常日頃から不穏な人が主催又は講師をしている勉強会やイベントなどへの参加は御免被りたいものです。
③内容と参加費が釣り合わない
勉強会やセミナーやイベントなどには参加費が必要となる場合が多いです。
もちろん、会場のレンタル料や運営費などで必要経費が掛かってくるため、ある程度は仕方がないということも理解ができますが、「その参加費が内容と釣り合っているか」ということを考えると参加したいとは思わないことが多々あります。
主催者や講師の価値観を押し付けられるだけだったり、ただの交流の場にわざわざお金を払って参加する必要性を感じません。
参加費と内容が「釣り合うか、割に合うか」という価値観は個々で違ってきますので、意見交換や交流の場として価値を見いだせればいいのでしょうが、一見して「セミナー商法で搾取される介護職員」の縮図のように見えてしまいます。
「自分はネギを背負ったカモになってはいないか」ということを冷静に判断することが大切です。
最後に
今回は、介護業界にありがちな「こんな勉強会やイベントやセミナーには参加したくない3選」をご紹介しました。
どの勉強会やイベントが良いとか悪いとかではなく、自分の中の違和感を封殺してしまわないことが重要です。
そもそもの「イベント団体やプロジェクトが乱立している状況に異常性を感じる」ということもあります。
このような業界が他にあるのでしょうか。
コメント
アングラーさんが言ってる「割れ窓理論を説いて言葉に気を付けろと言いつつ、他者をブログや掲示板で罵倒する自称介護コンサルタント」って、あの赤い〇のマ〇のことだと思います。www
あんな人が施設長でいた特養って完全に崩壊しそう。で、独立していなくなったので、職員みんなが胸をなでおろした的な。
本当に必要な人って、ずっとそこにいると思うんですよね。
少なくともセミナーとかしてる人は現場でいらなかった人なんじゃないかな~と思います。
私なら、講師がセミナーで何か言うたびに、「そんなこと言うからスタッフみんなに嫌われて施設追い出されたんでしょ?」って言い返しそう。ww
スタッフに嫌われる人って、利用者に対しても適切な介助はできないと思います。
>デイちゃんさん
まぁ恐らくそうだとは薄々…ね…という感じです。
「現場に入らない人の声ほど大きい」というのはあるあるですね。
ホントですね。施設長とか管理者クラスの人が自分の施設をほったらかしにしてセミナーやって、残った職員とか利用者はどうするのって感じです。
自分の施設の実践発表するだけだと思いますよ。そんなセミナーは。
思い出しましたが13年前の事です。当時勤めていた特養がオープンしてなかなか軌道に乗らず理事長が県の老施協の会長招いて勉強会やってました。なんか『私が施設長やっている施設はこうやっている、あんたらはダメだ、利用者には私なんかが介護してごめんなさいって気持ちでやれ』なんて言ってました。あとは自慢話。そしてケアマネもっている人を各部署の主任にしたり現場を色々引っ掻き回しました。マドラーだよって言ってました。かき回すから。おじいさんでしたがまさに老害でしたね。
>かずさん
なかなかひどい勉強会ですね(笑)
しかしそういう内容の勉強会やセミナーってありがちですね><
マドラー(笑)
この業界はほんと摩訶不思議ですよね。割れ窓理論を説いて言葉に気を付けろと言いつつ、他者をブログや掲示板で罵倒する自称介護コンサルタントがいたり。そんなのでも講演を依頼する権威に弱い人たちがいるのだからボロい商売です。
それはおいといて自分が一番の問題と思うのは、各事例で生活歴やその事業所の人員配置がそれぞれ違うのにその辺はすっ飛ばして行われる事例検討会の存在です。キラキラ職員が自職場の現状無視してきらめいてかき乱すところまでセットで(笑)
本当に不毛だなと思います。利用者のことだけ考えて現場で働く者のことは無視するのが体に染み付いてるこの業界の体質ゆえの事でしょうが…
>アングラーさん
こんにちは~
コメントありがとうございます^^
色々な事業所が集まって行われる事例検討会も何がしたいのかよくわかりませんよね。
まずは働きやすい環境づくりをして欲しいものですね。
そういえば、東北のほうのグループホームの施設長で30半ばでSという男性看護師がいますが主任養成講座って連続セミナーをやるそうです。いったい何教えるんですかね?自分の施設で自分は乞うやってきたって押し付けるのかなと浅はかですがそう考えてしまいます。
自分の所でしか通用しないやり方おしえて金取ってもしょうがないと思いますが…。
>かずさん
こんばんは~
コメントありがとうございます^^
私は存じ上げませんが、そんな人がいらっしゃるのですね。
外野の福祉屋も経営者も介護職員も自分が主役になってはいけませんね。
お金を儲けたい気持ちは否定しませんが、色々な人やモノがスケープゴートにされていると違和感しか感じませんね><