介護業界の異常性

介護現場での方針や指導が正常か異常かを測る3つのモノサシ

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介護現場で働いていると、会社や上司の方針や指導が「非常識」「異常」と感じることがあります。

また、社外研修などに参加した際も、同じように異常さや不毛さを感じることもあります。

最初のうちは、異常さや違和感を感じていたものの、長く働き続けていくうちに段々とそういった内容が気にならなくなっていく感覚があるのも事実です。

しかし、改めて自分を振り返ってみると「感覚が麻痺してきているのではないか」と感じる時があります。

「郷に入っては郷に従え」ということわざもありますが、自分を見失って思考停止になってしまうのも問題があります。

今回は、「介護現場での方針や指導が正常か異常かを測る3つのモノサシ」について記事を書きたいと思います。

介護業界に存在する「無意味な研修やセミナー」を見分ける5つの視点

 

 

 

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正常か異常かを測る3つのモノサシ

 

 

介護業界は独特で「介護の常識は世間の非常識」とも揶揄されている業界です。

しかし、「だから仕方がない」で終わってしまっては、人員不足など解決できるわけがありませんし、介護職員にとって働きやすい環境を整備していく必要があります。

そのためにも、現状で行われている介護現場での方針や指導が「正常なものであるか」ということを測る物差しが必要です。

正常か異常かを測るモノサシを3つご紹介したいと思います。

 

モノサシ①「違憲違法ではないか」

日本が法治国家である以上、憲法や各種法律法令に違反してはいけないのは当然のことです。

いくら介護現場が「世間から見れば非常識」であったとしても、違憲違法であることは許されません。

法律上、暴言や暴力は許されませんが、介護現場では利用者からの不法な行為は容認されているのが現状です。

これは「認知症介護」という特殊な業務であるが故に、「そういった行為はあり得ること」「認知症者には行為責任能力がない(可能性が高い)」というところまでは理解が出来ますが、「甘んじて受け入れる」「容認する」というところまでいくと全く理解が出来ません。

国の最高法規である憲法には、「国民の基本的人権は永久不可侵である」とされています。

国が主導する介護保険事業の中で、国民である介護職員の人権が日常的に侵害されていれば憲法に違反していることになります。

利用者からの暴言や暴力はあり得ることだとしても、問題なのは、介護職員の身体と人権を「どう守っていくか」「どう補償していくか」ということではないでしょうか。

その部分が明確に、そして適正に対応できる体制が確立していなければ「完全に片手落ちであり違憲違法」です。

憲法や法律をモノサシとして、それに違反するような内容の方針や指導であれば異常であると言えます。

法律は「弱い者の味方では無く知っている者の味方」なのです

 

 

モノサシ②「妄信的な宗教のようになっていないか」

宗教自体は違憲でも違法でもありませんし、盲目的に妄信するかしないかは個人の自由になります。

しかし、介護職員は宗教に入信したのではなく、「会社に働きに来ている」のです。

その会社での方針や指導が、妄信的な宗教のような内容であれば異常であると言えます。

「自分を犠牲にしてでも利用者を幸せにする」

「お金を求める心は汚くて、奉仕の心で身を粉にして働く姿こそが美しい」

「仕事は修行だ、ユマニチュードするぞ、するぞ、するぞ…」

などという方針や指導であれば「労働力という名のお布施を搾取されている状態」だと言えます。

介護業界には、宗教法人から派生している事業所も多く、こういった「やりがい搾取の綺麗ごと」ばかり言っている事業所は異常だと言えます。

「介護職員は信者(又は修行僧)ではなく労働者である」という現実を履き違えている事業所には注意が必要です。

介護の仕事は「やりがいだらけ」の「やりがい搾取」それでは人材が集まらない理由

 

 

モノサシ③「利用者をスケープゴートにしていないか」

スケープゴートとは「身代わり」「生贄」という意味ですが、何でもかんでも「利用者のために」「利用者のことを第一に考えて」と言えば「全てが正義」になってしまいがちなのが介護業界です。

確かに、利用者が居るから成り立ち、利用者を中心にしてチームでケアを行っていくことが重要な業界ですが、それを常に前面に出すことで「何でもあり」「介護職員の良心に付け込む」ということになってしまえば「利用者をスケープゴートにしている」と言えます。

例えば、残業であったり有給取得に関しても、「残業をしないと現場が回らない」「有給を取ると現場が回らない」「ひいては利用者が困る」ということを上司に言われると、「確かにそうかもしれない」「自分だけわがままを言えない」という気持ちになってしまう介護職員もいるのではないでしょうか。

退職したい旨を上司に伝える時も、同じような手法が使われます。

しかし、よくよく考えればそれは「利用者をスケープゴートにして人の良心に付け込んでいるだけ」なのです。

現場が回らないのは人員不足だからなのであって、介護職員の責任ではありません。

利用者をスケープゴートにした上司の発言や周りの職員の同調圧力は、「人間関係のしがらみを巧みに利用して断りにくい状況を作り出した上での逃れられない心の束縛」になってしまいます。

このやり方は「マルチ商法の勧誘方法」に酷似しています。

介護職員の労働力を搾取するために、利用者をスケープゴートにしたマルチ商法まがいの勧誘方法に酷似した方針や指導であれば異常であると言えます。

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最後に

 

今回は、「介護現場での方針や指導が正常か異常かを測る3つのモノサシ」について記事を書きました。

介護職員を続けていくうちに、当初は違和感を感じていたことが段々と慣れてきてしまうことがあり、そんな自分に一抹の不安が残ることがあります。

ですから、それは自分が「成長したのか」又は「毒されてしまったのか」ということを常に意識し思考停止にならないようにしています。

そして、正常か異常かを測るモノサシとして本文に書いた3つのことを頭の片隅に置いて考えるようにしています。

 

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