ケアマネジャー(介護支援専門員)の資格を取得するための試験(正式には介護支援専門員実務研修受講試験)は、毎年10月(第二日曜日)に実施されて、11月下旬から12月頃に合格発表が行われます。
ケアマネ試験は合格率も低迷していますし、尚且つ受験者数も激減していることについては過去記事でも触れました。
第22回となる令和元(2019)年のケアマネ試験の受験申込も2019年6月現在で受け付け期間中となっていますが、私の周りでは全くと言っていいほどケアマネ試験の話題を聞きません。
「人気がない上に合格率が低い謎な試験」になってしまっていますが、今年受験する予定の人は試験まであと4か月ほどなので、既に勉強を開始されているかと思います。
介護福祉士ブロガーとして介護ブログを書いている私ですが、数年前にケアマネ試験を受講して一発合格することができました。
ですから一応「介護支援専門員の資格」を持っています。
今回は、そんな私が実際に使用した問題集や勉強法をご紹介したいと思います。
おすすめの問題集と勉強法
実際に私が試験勉強で使用した問題集と勉強法をご紹介しようと思います。
私と同じ年に受験して一緒に合格した同僚も同じ問題集を使っていました。
この問題集は密かに人気のようなので、既にご存知だったり使っている人もいらっしゃるかもしれませんね。
おすすめ教材:ケアマネジャー基本問題集(晶文社)
私は「晶文社(しょうぶんしゃ)」という出版社の「ケアマネジャー基本問題集」という問題集を使って勉強しました(監修:介護支援研究会)。
上巻が「介護支援分野」で、下巻が「保健医療サービス分野」「福祉サービス分野」になっています。
八訂版の基本テキストに準拠しているので、正しい知識を身につけることが出来ます。
この問題集の特徴は、「1ページに1問完結(2ページ以上に渡る場合もあり)で問題と解答と解説」が書いてあり、「解答と解説をしっかり読み込む参考書的な要素を併せ持つ」ことです。
問題の正誤を気にすることも大切ですが、「解説を読み込む」ことに重点を置いている教材です。
そして「解説がとても詳しく書いてありクオリティが高い」です。
正直、初めに解いた時はめまいがするほど難しかったですが、そこでくじけず、しっかりと解説を読み込み、理解しながら覚えていきました。
サイズも「単行本サイズ」で持ち運びにも便利でした。
おすすめ勉強法
では、次に実際に私が行った勉強法をご紹介します。
特に変わったことはしていません。
簡単に言えば、「問題集を繰り返し解いて読み込む」という方法です。
ステップ①「付箋をつける」
問題集を解いていき、間違ったページや理解が不十分なページに付箋をつけて下さい。
一冊一通り解き終えると「付箋だらけ」になるはずです。
付箋だらけになるので、付箋は小さめのものを選んだ方が良いと思います。
この問題集の良い所は、単行本サイズで比較的コンパクトな大きさなので、持ち運びにも便利なことです。
カバンなどに入れて持ち歩き、時間がある時に数問ずつ解き、解説を読み込みましょう。
時間は有限ですが皆に平等に与えられています。
時間を有効活用しましょう。
そしてそれを習慣化させて下さい。
少しの時間でも良いので、毎日必ず問題集を開くことを習慣にして下さい。
たった1日5分でも10日で50分、100日で500分(8時間20分)も差が出ます。
ステップ②「付箋のついたページを再度解く」
問題集2周目は、1週目で付箋を貼ったページを再度解いて下さい。
理解できていて正答できれば付箋をはずします。
間違えてしまったり、理解がまだ不十分と感じたら付箋はそのままにします。
ステップ③「付箋が全部外せるまで繰り返す」
3周目以降は残った付箋のページを何度も何度も解きます。
ここまでくればだいぶ付箋の数も減っているので、短時間で一冊を回せるはずです。
理解できていて正答できれば付箋をはずします。
そして、貼った付箋が全部はずせるまで同じことを繰り返します。
ステップ④「ステップ①~③を3セット行う」
上記、ステップ①~③を1セットとして、同じことを繰り返し3セット行います。
2セット目、3セット目は問題の内容や答えや解説が頭に入っているので 比較的短時間でこなせるはずです。
ここまで来れば、十分にケアマネ試験に合格できる程度の知識を身に着けることができます(保証するものではありません)。
最後に
今回は、ケアマネジャー試験におすすめの問題集と勉強法について記事を書きました。
介護支援専門員の資格や制度上の在り方を問われることの多い資格ですが、受験するからには合格したいと思うことは当然のことです。
受験される皆様のご健闘をお祈り致しております。
コメント
その問題集本屋で立ち読みしました。
Aさんの言うとおり問題は難しかったですね。問題を解くより解説を読み込んで理解するのが大切とありましたね。
5年前ケアマネ受けて落ちましたがその時は問題を間違えるのを恐れて解説を読んでも理解する余裕がありませんでした。
去年喀痰吸引の資格取りましたが人命に関わる行為なのでとにかく覚えようとテキスト読み込んで内容覚えました。
お陰で実技の前のペーパーテスト無事に合格できました。テストの事ばかり考えてたらどうなってたか…。
話ずれましたが今年は試験申し込んでませんがこの記事を見て改めて制度を勉強したいと思いましたので問題集買って時間みて勉強しようと思っています。
>かずさん
コメントありがとうございます^^
確かに最初は難しく感じますよね。
勉強しようにも時間と余裕がないとできませんものね。
制度もコロコロ変わったり後付けされたりしているので、情報を自分から取りに行ってアップデートしていかないとすぐに置いてけぼりになってしまいます><
そういう意味で難しいと感じています。