今年は今のところ私の住んでいる地域ではまだ雪が降っていません。
寒波がくるというような予報も今のところありません。
そうは言っても毎日寒いのは間違いないわけですが、「介護現場は暑い」のです。
「寒い寒い」と言われる季節ですが、介護職員として働いていると「半袖でも大丈夫」と言っても過言ではありません(実際、入浴介助は冬でも半袖で行います)。
認知症のある利用者の中には「暑さ」や「寒さ」がわからなくなってしまった人もいますが、「それとは違うものの、状況だけ見れば大差がない状態」です。
今回は、介護職員は冬でも暑くて汗をかいている実情について記事を書きたいと思います。
介護職員は冬でも半袖で汗をかいている実情
冬なのですから、当然施設内にはエアコンの暖房を入れています。
基本的には暖房を20度~21度設定にしていますが、外気温の冷え込み状態によってそれでも室温が21度を保てない場合があるので「室温が20度~21度」になるように調整しています(浴室や脱衣所はまた別な室温調整ですが)。
室温20度~21度というのが暑すぎず寒すぎず「丁度いい温度設定」になります。
但し、この室温は「普通に生活している人」に対する設定になります。
「動き回っている介護職員にしてみれば汗をかく暑さ」です(私だけかもしれませんが)。
実際、私は冬でも汗をダラダラかいています。
その最たるものが「夜勤での離床介助」です。
介護職員は冬でも暑い?
確かに私は暑がりなので、すぐに汗をかきます。
ワンオペ夜勤での朝の離床介助では汗が止まらないことが多々あります。
普通に介助をしていても一人で何人もの利用者の対応をしなければならないために暑く感じるのですが、その時間に固形ではない排便の介助が加わると暑さが増します。
衣服やシーツ類まで汚染していれば尚更です。
先日も、そういった状況があり汗が吹き出し止まらない状態になっていました。
介助がひと段落した後に換気も兼ねて窓を開けると冷たい風が吹き込んできて、「涼しくて気持ちいい」と感じてしまった季節はずれな自分を見て「介護職員は冬でも暑いなぁ」とひしひしと感じました。
介護職員は冬でも半袖?
私の勤務している事業所の制服(ユニフォーム)は半袖のポロシャツです。
では、冬場はどうしているのかと言うと、半袖のポロシャツの下に長袖のTシャツなどを着ています。
それでも寒い場合は、ジャージ風の上着を着て働いています。
しかし、入浴介助では半袖のTシャツと短パン(ハーフパンツなど)で行っていますし、前述したようにワンオペ夜勤の離床介助など暑くてたまらない時は長袖のTシャツの袖を捲り上げて介助をしています。
ジッとしていれば寒くて少し動くと暑くなる冬の介護現場は、なかなか衣服の調整が難しいと言えます。
それでも夏よりはマシ
「冬でも暑い」「衣服調整が難しい」とは言うものの、個人的には夏よりもマシです。
夏場はじっとしていようが窓を開けようが暑くて汗が止まりません(窓を開ける方が暑くなりますね)。
冬場の「暖房20~21度の介護現場」の方が夏場の「冷房28度の介護現場」よりはまだ働きやすいと感じてしまうのは暑さが一因と言えます。
介護現場にありがちな二極化
冬場になると出勤してきた職員や、介護業務に入らない他職種の人は口を揃えて「寒い寒い」「寒くなったねぇ」などと言います。
当然、制服(ユニフォーム)の上に上着を着ています。
そんな中、介護現場で介助をしているこちらは「暑い」のです。
上着さえ不要です。
冬の介護現場ではこうした「二極化」がみられます。
「寒い寒いと言って上着を着込む職員」と「暑い暑いと言って半袖で汗をかいている職員」の二極化です。
冬は当然に寒いものですから、普通は前者です。
後者は大体が介護職員です。
「こういった二極化は介護現場の特徴」と言えます。
ですから、ひとつの指標として「介護施設内で冬に半袖や袖を捲り上げている職員は十中八九、介護職員」だと言えます。
最後に
今回は、冬でも暑くて半袖で働いていたり汗をかいている実情について記事を書きました。
もちろん中には「私は介護職員だけど冷え性だから何をしようが寒くて寒くて仕方がない」「寒がりだから汗なんか一切かかない」という人もいらっしゃるでしょうが、私の周りでは「冬でも暑い」と言っている介護職員が多いように感じています。
特にワンオペ夜勤での離床介助と日中であれば入浴介助をすると冬でも汗をかきます。
少しすれば汗は引きますが、汗が冷えて風邪をひいたり体調を崩しやすくなるので注意が必要ですね。
コメント
ウチの施設はほとんど寝たきりなんで
夜勤の時のオムツ交換の時が汗かなりかきますね。あとは入浴の誘導や着替えの介助が一番汗かきますね。人手不足のなかウチの施設脱衣場ないので機械浴のストレッチャーを居室まで引っ張っていって入所者を抱えてストレッチャーに乗せて浴室まで連れていって終わったらまたストレッチャーに乗せて居室まで戻します。着脱担当はその間入浴している人のシーツ交換して着替えとオムツ準備して待っているという感じです。で、戻って来たらオムツ着けて服着せます。かなりの労力です。冬でも汗が止まりません。あと、早く終わらせなくてはというプレッシャーもありストレスもかなり感じます。制服はAさんの施設と同じ感じです。
>かずさん
こんにちは~
コメントありがとうございます^^
なるほど~同じような状況なのですね。
お互い体には気をつけましょうね。