介護業界に限らずですが、揚げ足を取ることが生きがいになっている人っていますよね。
介護業界でも職場内外において揚げ足を取る人が散見されます。
そういう人の心理は、
- 自分の権威性をアピールしたい(ナルシズム)
- 他人の足を引っ張ることで優位に立ちたい(マウンティング)
- 構ってちゃん
- ただただ性格が悪く言わずにはいられない(エゴイズム)
- 不安や劣等感の裏返し
などがあると考えられます。
今回は、そういった心理を踏まえつつ介護業界に存在する揚げ足を取る人の3つの特徴について記事を書きたいと思います。
介護業界に存在する揚げ足を取る人の3つの特徴
それでは早速、介護業界に存在する揚げ足を取る人の3つの特徴をご紹介していきたいと思います。
特徴①:言葉狩り
介護業界にも「言葉狩り」が蔓延してきています。
例えば、
- 徘徊
- 帰宅願望
- 問題行動
などの言葉を使わず別の言い方に置き換えるということが流行ってきているようです。
利用者の尊厳に配慮をするためですが、言い方やイメージを変えたところで状態や状況は何も変わらないですし、逆に現状やリスクが把握しにくくなるというデメリットさえあります。
他にも、「認知症」を「ニンチ」と略すことに過剰な反応をして揚げ足を取る神経質な状況があったりもします。
確かに、厳密に言えば「認知症」と「認知」の意味は違いますが、言葉のアヤや使い慣れた言い方を同僚や仲間内ですることまで禁じたりバッシングをしてしまう姿は息苦しさを感じてしまいます。
キチキチに締め上げられた堅苦しくガンジガラメな「あそびの無いアクセルやブレーキやクラッチ状態」では、人間関係も職場環境も不調和と不自然さと窮屈感と暴走が存在するカオスな状況になってしまうことでしょう。
つまり、介護業界に存在する揚げ足を取る人は「言葉狩りをする」という特徴があるのです。
特徴②:感情論
揚げ足を取る人は「感情的になっている」という特徴があります。
要は、理論的ではないのです。
「自分の価値観」を第一根拠にしてしまっているため、強い言葉を使って声高に叫び説得力を持たせようとはするものの、よくよく精査してみると「利用者が可哀想」だとか「介護はこうあるべき」という一個人の感情論に過ぎません。
他にも、「介護は低賃金と嘆いているけど他にももっと低賃金な仕事は山ほどある」と一見理論的に見えるようなことを言う人もいますが、よくよく考えればその言葉は「上見て暮らすな下見て暮らせ」という無能な上司が言い放つセリフと何ら変わりがない感情論であることがわかるかと思います。
正論に見せかけた感情論で論点をすり替えて揚げ足を取りドヤ顔をしている人がいた場合、「この人は何が目的なのだろう」ということを考えてみることが大切です。
「あなたの何かを搾取したいだけ」「介護にマウンティングしたいだけ」「自分の優位性に自己陶酔したいだけ」なのかもしれません。
そういう上司や介護業界人が最後に言う常套句は「あなたのために言っているんだ」という恩着せがましい押しつけ論である場合が往々にしてあり得ます。
特徴③:節操がない
揚げ足を取る人は「節操がない」という特徴があります。
要は、何らかの理由で「言いたくて仕方がない」のです。
それは例えば、
- マウンティング欲求
- ナルシズム
- エゴイズム
- ヘイト
- 人格破綻
などの理由であり「節操がない」のです。
論点をすり替えてでも言いたくて仕方が無く、言わなくてもいいことまで言わずにはいられないのですから「当たり屋」と何ら変わりがありません。
揚げ足というのは、取ろうと思えばどんな内容でもどんな角度からでも取ることが可能です。
それを抑えるのが「理性」であり、「知性」であり、「協調性」なのです。
職場内外に「節操なく揚げ足を取る人」がいるとすれば、そういったものが欠けてしまっているのではないでしょうか。
最後に
今回は、介護業界に存在する揚げ足を取る人の3つの特徴について記事を書きました。
まとめると、
- 言葉狩り
- 感情論
- 節操がない
という3つになります。
「揚げ足を取った者勝ち」の世界になってしまうと、揚げ足取り合戦になってしまい人間関係も悪化していきますし職場環境も良くなりません。
そういった状況がまだまだ介護業界に根強く存在しているのではないでしょうか。
揚げ足は取ろうと思えばいくらでも取れます。
しかし、そもそも忙しければ他人の揚げ足を取っている暇もありません。
ですから、もっと言えば「揚げ足を取る人は暇人」なのかもしれません。