介護業界や介護現場に限らず、「言わなくてもいいことを言ってしまう人」がいると人間関係が悪化する傾向にあります。
何故なら、言わなくてもいいことを言ってしまうことで「相手が不快に感じる確率が高くなるから」です。
以前、「言い方も大切だが一言多いのも問題」という記事を書きましたが(下記記事参照)、それ以外にも「言わなくてもいいこと」が存在します。
例えば、
- 暴言や人格否定
- 場違いな内容
- 自分の性癖の暴露
などになります。
やはりこれらに共通しているのは「相手や周りを不快にさせる確率が高い」ということです。
介護職員の離職理由の上位にも人間関係がありますが、職場内外でこういうような「言わなくてもいいこと」を言う人がいた場合、人間関係が悪化する要因になります。
以下で詳しく見ていきたいと思います。
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言わなくてもいいことを言ってしまうことで介護現場の人間関係が悪化する実情
もし自分の職場内に以下に該当するような人がいる場合は要注意です。
何故なら、「人間関係を悪化させる原因となるから」です。
①暴言や人格否定をする人
介護現場で暴言を吐いたり人格を否定してくるような発言をする人がいる場合、十中八九、人間関係は悪化していきます。
そもそも、そういう発言はパワハラですし、もっと言えば「名誉棄損罪」や「侮辱罪」や「脅迫罪」に該当する可能性さえあります。
内容は状況によって様々ですが、そういった人に共通している発語が、
「おい」
「こら」
「お前(てめえ)」
「クソ」
「ボケ」
「カス」
「〇ね」
などの口汚い言葉です。
もしも、上記のような暴言を吐いたり人格否定をしてくるような人が職場内にいる場合は「人間関係を悪化させる権化である」と言えます。
②場違いなことを言う人
介護現場で場違いなことを言う人がいると人間関係が悪化していきます。
要は「KY(空気が読めない)」という人です。
「あえて空気を読まない」「自分の価値観を大切にする」という生き方やマーケティング手法も尊重はしますが、最低限「相手を不快な気持ちにさせないようにする」という点には配慮が必要です。
また、こういうことを言ってしまう人に共通しているのが、
- 場違いかどうかが判断できない(KY)
- 相手を不快にさせてでも自己主張がしたい(エゴイズム)
- 自分の権威性を確認したい(ナルシズム)
- 相手より優位な立場に立ちたい(マウンティング)
というような「どうしても言わずにはいられない」という特徴です。
例えば、「介護職員は底辺だ」などということを言ってしまう人もいらっしゃるようですが、もし本当にそう思っているのだとしても口に出してしまうことで自分の価値を下げてしまうことになり、更には周りの人間関係も悪化していくことになるのではないでしょうか。
つまり、「誰も得をしないことを言う人の存在は人間関係を悪化させる根源である」と言えます。
③自分の性癖を暴露する人
誰も聞いていないのに「自分の性癖を暴露」されれば、引いてしまったり不快に感じる人も多いことでしょう。
この場合、厳密には「パワハラ」や「セクハラ」に該当します。
パワハラやセクハラが横行している介護現場の人間関係が良いはずがありません。
介護現場では、看取りを含め「利用者の最期」に接する機会の多い仕事ですが、
- 利用者の死を特別視してドラマチックにしたい欲求の暴露や実行
- ご遺体が愛おしくてキスをしてしまう性癖の暴露
- ご遺体と一緒に職員が入浴することこそ本来の看取りケアだという性癖の暴露
などを平気で言ってしまう介護関係者や経営者が存在することにビックリしています。
何故なら、「自分のネクロフィリア(死体愛好者)という性癖を暴露」した上に、「その性癖を他の職員にも推奨や強要」という明らかにおかしな状況になっているからです。
こういった部分が「介護の常識は世間の非常識」と言われる所以ではないでしょうか。
言わなくてもいいことを言うにとどまらず、それを賛美し神輿で担ぐような環境であれば人間関係が悪化するどころか、異常なマルチや新興宗教の延長と言っても過言ではありません。
最後に
今回は、言わなくてもいいことを言ってしまう人がいることで介護現場の人間関係が悪化する実情について記事を書きました。
「口はわざわいの元」とはよく言ったものです。
言わなくてもいいことを言って自分が不幸になっていくだけならまだ「自己責任」と言えますが、周りまで不快にさせたり不幸にさせてしまうため注意が必要です。
排他的な環境が揃っている介護業界では意外とそういうパターンが多くあったりします。
もしも、そういうことを言ってしまう人が経営者である場合は、自分が被害に遭う前に早々に逃げ出した方が良いのではないでしょうか。