介護施設の夜勤の実情

介護施設の「平和な夜勤」は「暇な夜勤?」

投稿日:2019年3月14日 更新日:

 

介護施設での夜勤は殆どの場合が「ワンオペ(職員一人体制)」になります。

20名近い利用者を1人の職員で16時間も介護するのですから「平和な夜勤であって欲しい」と誰でも願うものです。

「平和な夜勤」と聞くと「暇な夜勤」と混同されそうですが、現役介護職員の私から言わせれば「微妙に違う」ので、今回記事に書きたいと思います。

 

 

 

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ワンオペ16時間夜勤の過酷さ

 

そもそも、職員たった一人で、利用者20名の介護をしながら16時間も勤務し続けるだけで「過酷」です。

定時の巡回だけでなく、コール対応やイレギュラーな事にも対応をします。

朝まで利用者に安全に過ごしてもらい、日勤帯の職員に引き継ぐまで気が抜けません。

慣れてくれば利用者の特徴や特性やルーティンがわかってくるので、スムーズには勤務できますが、相手は人間なのでいつも想定内であるわけではありません。

 

 

 

「平和な夜勤」とは?

 

利用者の急変や熱発などの状態の悪化や、転倒や転落や外傷などのアクシデントが無ければ「とりあえず平和な夜勤」だと言えます。

しかし、夜勤に入った時には既に「熱発者」がいたり「転倒して外傷を負った利用者」がいたりする場合があります。

日勤帯から、「既に平和ではない夜勤を引き継ぐ」のです。

しかもワンオペなので相当な重責と重圧になります。

定時の巡視や排泄介助のほかに、バイタル測定をしたり状態を普段より注意深く観察する必要が出てきます。

そして、何か異常があれば必要な措置を講じなければなりません。

もうその時点で「暇な夜勤」は諦めるのですが、それでも現状維持が保てれば「概ね平和な夜勤」になります。

つまり、平和な夜勤とは「利用者の状態が現状より悪化しないこと」が大前提になってきます。

 

 

 

「暇な夜勤」とは?

 

「利用者の殆どが自立していて、介助量が少ない」

「コールが全く鳴らない」

「利用者全員が安眠している」

というような夜勤であれば、介護をする機会も少なくなり

「あとは夜明けを待つばかり」

「平和な夜勤だ」

ということになります。

ここで「平和な夜勤」=「暇な夜勤」がリンクしてしまうわけですが、私に言わせればこの状態は「暇な上に平和な夜勤」になります。

正直、ワンオペ夜勤者が求めてしまうのはこの状態と言えるのではないでしょうか。

こんな状態ばかりなら、「夜勤をやりたくない」という人はもっと減るでしょう。

しかし、そうは問屋が卸さないロシアンルーレット状態なのが「介護施設の夜勤」なのです。

 

 

 

「平和」でも「暇」がない

 

基本的に夜勤をやっている職員は正職員が多いかと思いますが、正職員であれば「暇な時間」があれば、日中には出来ない事務仕事をすることになります。

夜勤帯で行う事務仕事で大きな割合を占めるのが「利用者のモニタリング」ではないでしょうか。

自分が担当している利用者の「評価」を行います。

モニタリングの内容が薄いと上司等に文句を言われたりダメ出しされたりもします。

他にも、職員会議などの議事録を作成したり、様々な書類を処理する必要があります。

逆に言えば、それらがなくて、利用者の自立度が高く、急変も悪化もなければ「暇で平和な夜勤」だと言えます。

介護施設の「夜勤スケジュールと仕事内容」を詳細に解説します

 

 

 

最後に

 

夜勤を経験されてきた人はご存知でしょうが、人間(利用者)には昼の顔と夜の顔があります。

ワンオペ夜勤を16時間すること自体が過酷です。

仕事なので、平和な夜勤もあればそうではない夜勤もあるのは仕方がないことですが、「暇で平和な夜勤」であることを祈る気持ちは痛いほどわかります。

正式には仮眠や休憩の時間は存在しないワンオペ夜勤の状況なので、たまには暇を持て余したって罰は当たらないと思うのです。

暇な時間は携帯(スマホ)をいじったり本を読んだりされている人もいるかと思います。

「ちょっと腹ごしらえでも…」と思ってカップラーメンにお湯を注いだ途端にコールが鳴る夜もあるでしょう。

介護施設のワンオペ夜勤の悲しいあるある「カップ麺」

私にとって、「利用者の特変や状態の悪化がないのが平和な夜勤」であり「利用者に手が掛からず事務仕事もしなくていい時間が持てるのが暇な上に平和な夜勤」になります。

「暇」と言うと聞こえは悪いですが、コンビニや牛丼チェーン店の夜勤でも二人体制なのに、介護業界は何故か未だにワンオペを認めている類まれなる業界です。

忙しければ忙しいほど売り上げが上がるコンビニや飲食業界とは違い、介護施設の夜勤は忙しければ忙しいほど、売り上げは変わらずリスク発生確率だけが上がります。

介護業界の夜勤は「暇な上に平和な夜勤が一番良いのですが、ワンオペであるが故になかなか暇がなのが現実」です。

だからこそ、せめて「平和な夜勤」であって欲しいものです。

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