女性介護士の離婚率について、確かな統計があるわけではありませんが、私の周りの状況や見聞きした情報によると、非常に高い確率で離婚されている職員が多いように感じます。
反面、男性介護士の離婚率は低いようです。
何故、女性介護士の離婚率は高く、男性介護士の離婚率は低いのでしょうか。
今回は「女性介護士と男性介護士の離婚率」について記事を書きたいと思います。
男性介護士の離婚率が低い理由
何故、男性介護士の離婚率が低いと言えるのでしょうか。
「男性職員の寿退社」が相次ぐ類い稀なる介護業界」の記事にも書いたように「そもそも介護職員のまま結婚を決意できる男性が少ない」という現実があります。
つまり「結婚を機に転職する(男性の寿退社)」ということになります。
それでも介護職員のまま結婚をする場合は
- 配偶者(妻)の絶大なる理解と協力がある
- 介護職員のままでも生活していける人生設計が立った
ということになるかと思います。
収入に関しては、今後も大きな増収は見込めないものの、今より大きく減ることはまずありません。
減りようがないほどの低空飛行なわけですが、言いようによっては「低空飛行の安定収入」と言えなくもありません。
その上で「問題ない」と判断して、更に「奥さんの理解や協力」があれば鬼に金棒です。
「金の切れ目が縁の切れ目」とはよく言いますが、最初からお金をアテにしていない上での結婚なので、男性介護士の離婚率は低いのではないでしょうか。
女性介護士の離婚率が高い理由
男性介護士の離婚率が低い反面、女性介護士の離婚率が高い傾向にあるのは何故なのでしょうか。
男女ともに結婚を機に介護業界から去っていく人が多いのですが、女性の場合は
「離婚を機に介護業界に入ってくる人が多い」
ということが考えられます。
つまり、今までは旦那の扶養に入っていたり、フルタイムで働く必要が無かった人が、離婚を機に
「ある程度収入を得ないと生活をしていけない」
という状況に追い込まれ介護業界に入ってくる(又は出戻ってくる)のです。
介護業界は低賃金ながら、夜勤を月に5回程度こなせば手取り20万円も夢ではありません(20万円が夢の金額となる時点で悲しい話ですが…)。
誰でもすぐにフルタイムで働ける敷居の低さが「離婚後の女性の受け皿(セーフティネット)」になっているのです。
ですから女性の場合は「介護士をしているから離婚率が高いのではなく、離婚したから介護の仕事をしている」ということが言えます。
それ以外の理由で離婚する女性介護士
上記以外の理由で「女性介護士の離婚率が高い理由」もあります。
介護職員として働きながら、ある日突然離婚する人も少なからずいます。
やはりそれも男性より女性の方が多い印象です。
女性の場合は名字が変わる(旧姓に戻る)ことで周囲にも知られやすいので、あえて名字をそのままにしている人もいらっしゃいますが、それでも噂や情報が回るのは早いので周囲に知られることになります。
こういうケースの場合の離婚の理由は人それぞれでしょうが恐らく「性格の不一致の問題」「お金の問題」が大半でしょうから「そういう判断をする人が女性介護職員には多い」ということが言えます。
アイルランド出身の詩人「オスカー・ワイルド」も以下のような名言・格言を残しています。
現代の女性は、
あらゆることを理解する。
ただ、自分の亭主のことだけは
理解しない。
オスカー・ワイルド
最後に
今回は「女性介護士は離婚率が高く、男性介護士は離婚率が低い理由」について記事を書きました。
結婚や離婚は選択肢のひとつであって、その良し悪しや価値観は各々が決めれば良いと思います。
ただ私の主観としてですが「女性介護士の離婚率が高い」という事実は間違っていないのではないでしょうか。