介護士は利用者から「先生」と呼ばれる?理由と受け止め方

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

介護施設で生活する入所者の多くは認知症がある確率が高いのですが、中には認知症のない「クリア」な入所者や利用者もいます。

特にショートステイや通所系の介護サービスを利用して、在宅生活を継続されている利用者の場合はクリアな利用者も多く存在します。

そういうクリアな利用者の中には、介護職員を呼ぶ時に「先生」と言う敬称で呼ぶ利用者が結構な割合でいます。

正直、私が最初にそう呼ばれた時は戸惑ってしまったのも事実です。

介護職員は何故、利用者から「先生」と呼ばれる(こともある)のでしょうか。

そして、介護職員としてはどう受け止めればいいのでしょうか。

今回は「介護職員は利用者から「先生」と呼ばれる(こともある)理由と受け止め方」について記事を書きたいと思います。

「先生」とは?

まず先に「先生」についての定義を調べてみます。

先生(せんせい)とは、日本語の敬称の一つである。

使用例

一般的に先生という敬称が使われるのは以下のようなケースがある。

  • 教育機関、あるいは塾において、学問を教える者のこと。教員の呼び方である。
  • 医師に対する敬称。患者や看護師が使用する。
  • 士業に就く者に対する敬称。
  • 政治家に対する敬称。主に秘書などの関係者や、政治家自身が目上の政治家に対して使用する。
  • 自営業・企業経営者、あるいは私的に結ばれた師弟関係の中で、師匠に当たる人物を敬称することもある。
  • 漫画家や小説家に対して、アシスタントや編集者が使用する敬称。転じて読者が使用することもある。

【引用元】ウィキペディア

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%88%E7%94%9F

一般的に「先生」と呼ばれている人は

  • 学校等の教師
  • 医師
  • 弁護士
  • 政治家
  • 達人
  • 師匠

などの社会的地位が高かったり熟練した巧みの技術を持っている人が多い印象です。

介護職員は利用者から、上記のようなそうそうたるステータスの人達と同じ敬称で「先生」と呼ばれることもあります。

何故、介護職員を「先生」と呼ぶ?

明らかに我々よりも人生の先輩である利用者は何故、介護職員を呼ぶ時に「先生」と呼ぶのでしょうか。

「お世話になっているのだから」「先生と呼んでおけば気分を害することもないだろう」「名前がわからないからとりあえず」等、理由は色々あるのでしょうが、高齢者の中には未だに「寮母と寮生」という考え方があるように感じます。

つまり、

「介護施設が寮」

「介護職員が寮母」

「利用者が寮生」

という認識になります。

確かに昔は介護職員は「寮母さん」と呼ばれていた時代もあり、未だに介護スタッフの詰所を「寮母室」と呼んでいます。

「寮母=先生」というのはあまり結びつかないかもしれませんが、「自分が寮生という名の生徒」である以上、身の回りのお世話をしたりレクリエーションや体操を提供する「介護士は先生だ」という認識を持っていると思われます。

「先生」と呼ばれた場合、どう受け止める?

「先生」と呼ばれて悪い気がしない反面、面映ゆかったり、照れ臭かったり、きまりが悪い思いで謙遜してしまう介護職員もいらっしゃるかもしれません。

「自分は先生なんかじゃない」

「そんなに偉い人間じゃない」

「そんなに高尚な仕事じゃない」

と感じてしまうかもしれません。

だからと言って、毎回「私は先生なんかじゃないので、先生と呼ばないで下さい」などと説明するのもキリがないですし、余計にばつが悪いものになってしまう可能性もあります。

そもそも、利用者だってそんなに深い意味で「先生」と言っているわけでもないでしょうし、呼び方が「先生」だからって過剰に反応してしまう必要もないと思っています。

中には介護職員のことを「おい」とか「お前」とか「にいちゃん(ねえちゃん)」と呼ぶ利用者も存在するわけで、それが「先生」になっただけではないでしょうか。

「先生」の定義の中にも「士業に就く者に対する敬称」というのも書いてありましたが、確かに私は「介護福祉士」なので広義で士業に当たります。

「利用者本位」「受容的態度」という方針や対人援助の基本もあることですし、利用者が呼びたいように呼んで、それをそのまま受け止めておけば良いのではないかと思います。

最後に

今回は、介護職員が利用者から「先生」と呼ばれることについて考察しました。

まとめると、

  • 昔からの介護士が寮母、利用者が寮生という考え方の名残り
  • 利用者にしてみれば特に深い意味はない可能性が高い
  • 定義から見れば介護福祉士も一種の先生でもある
  • 利用者本位や受容的態度が大切なのだからそのまま受け止めれば良い

という結論になります。

介護現場で利用者から「先生」と呼ばれることに戸惑いや違和感や疑問を感じている人のご参考になれば幸いです。

私が一番おすすめしているエージェントの介護ワーカーさんでまずは仕事探しの登録だけでもされてみてはいかがでしょうか。もちろん、全て無料ですし、良い職場が見つかるはずです。

>>>3年連続楽天リサーチNo1の支持率【介護転職なら介護ワーカー】

最後まで読んで頂きありがとうございました!

ブログランキングに参加しています。

記事が「まぁ良かったんじゃない?」「また読みに来てあげてもいいよ」と思って頂けましたら是非、応援&シェアを宜しくお願いします^^

記事更新のモチベーションが上がります。

にほんブログ村 介護ブログ 介護職へ
にほんブログ村


介護職員ランキング

楽天ウェジェット
【広告】


シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

かいご畑アフィリ



※広告
【働きながら無料で資格取得できる制度のご紹介】



★介護職員初任者研修
★介護職員実務者研修
★介護福祉士国家資格受験対策講座(短期集中講座)

などの講座を「働きながら」「無料」で受講することができるのが「キャリアアップ応援制度」です。

【こんな人におすすめ!】

★介護のお仕事が初めての方
★無資格で働きながら、資格取得をしたい方
★ブランクがあり、介護の仕事復帰を考えている方
★すでに介護職として就業していて転職したいと考えている方
★経験や資格があり、好条件で転職をしたい方
★30秒で登録してすぐに利用開始したい方

>>>働きながら無料で資格取得できる「かいご畑」はこちら