今回もリクエスト案件です。
「エヴァの使徒レベルの新人」というリクエストでしたが、私がエヴァの使徒がどういうものかわかっていないため、恐らく「恐怖を感じる存在なのだろうな」という想像のもとで記事を書きたいと思います。
エヴァの使徒が「滅茶苦茶なことするのかどうか」は存じ上げませんが、今回は「滅茶苦茶なことをする恐怖の新人が介護現場にやって来た時どうすればいいのか」ということについて考えていきます(趣旨が違っていたらすいません)。
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恐怖の新人が投入された時どうすればいいのか
介護現場には様々な人がいます。
最近では外国人介護士も増えてきましたね。
そんな中、「恐怖の新人」が介護現場に投入された場合、どうすればいいのでしょうか。
恐怖の新人の定義
尚、恐怖の新人の定義はブログコメントによれば以下になります。
- 利用者の靴を履かせる時に転倒させる
- ドライヤーの使い方がわからない
- 女性利用者の顔をいきなり髭剃りで剃り始める
- 注意したら逆ギレする
【引用】ブログコメントより
非常にまずい状態です。
何が一番まずいかと言えば、「注意をされて逆ギレするところ」です。
これは確かに恐怖です。
基本的には…
ちなみに私も他業種から介護業界に飛び込んだクチですので、介護職員になった当初はわからないことだらけでした。
「頑張って早く覚えなければならない」と必死だったため、先輩や上司の言われるがままに二つ返事でやってきましたが、今考えると「あれはただ押し付けられただけだったんじゃないか」というようなこともあります。
例えば、朝から夕方まで入浴介助をさせられたり、入社関係書類を事務所に持って行った時に書類の提出をするだけのことで「こっちがお前の介護をしているんじゃないんだよ」と心無い嫌味を言われたりしました。
今では(正しい方法で)言い返したりもしますが、当時は新人ということもあり全て自分の中で抱え込み「恐ろしい世界に来てしまった」と思い戦々恐々としていました(そもそも、今ではもう言ってくる人は殆どいなくなりましたが)。
話がそれてしまいましたが、つまり「新人はわからないことだらけなので配慮をしてあげて欲しい」ということが言いたかったのです。
ですから、基本的にはわからないことや失敗をする前提で、しっかりと教育して育てていく必要があると思っています。
「そうしないと職員が定着していかないから」という理由もありますが、自分がそうであったように「人が人を追い詰めたり辞めたくなるような環境があっていいはずがない」という考えが大前提にあります。
恐怖の新人が投入された場合どうすればいいのか
それにしても、確かに中には信じられないようなことをする新人もいたりします。
指導や注意をしても逆ギレするようではつらいものがあります。
せめて逆ギレの内容が理に適っていればまだマシですが、自分勝手なスタンドプレイであったり全くすっとんきょうな言い訳であれば目も当てられません。
ひょっとしたら、それを「自分軸」などと言って悦に入っている可能性さえあります。
こういう恐怖の新人が投入された場合の対処法としては大きく分けて2つです。
- 正しいケアができるように都度、適宜、指導や教育をしていく
- 好きなようにやらせる
対処法①正しいケアができるように都度、適宜、指導や教育をしていく
これが王道です。
これをしなければ介護現場が正常に回りません。
しかし、恐怖の新人は「逆ギレ」をするのです。
となると、随時、適宜、逆ギレをすることになります。
もっと言えば、逆ギレしている状態が平常運転になり職場環境や人間関係が悪化していく可能性があります。
その状態は、職員にとっても利用者にとっても良くない状態です。
「いつか改心してくれるかもしれない」「いつかわかり合える時がくるかもしれない」という淡い期待を持つのもいいですが、長年しみついた人間性や性格はそうそう簡単には変わりません。
でもやはり、利用者のためを思えば言っていかなければならないでしょう。
対処法②好きなようにやらせる
一番楽な方法です。
好き勝手にやらせておけば人間関係の軋轢も生じませんし、自分は自分の仕事さえちゃんとやっていればいいのですからベストなようにも見えます。
しかし、やはり「利用者のこと」を考えるとそうもいきません。
恐怖の新人自体も成長することがありませんし、ひょっとしたら「益々恐怖の存在になる可能性」さえあり得ます。
仕事はしない(又はできない)のに、態度だけは大きい存在をどこかで見掛けたことがあるのではないでしょうか。
そうです、「お局職員」です。
好きなようにやらせてしまうと一時は気が楽かもしれませんが、「お局製造工場」になってしまう可能性があります。
ベターな対処法「事業所や上司が能力を発揮するしかない」
1つ目の方法も2つ目の方法もあまり良くない結果が待っています。
では、どうすればベターなのでしょうか。
恐怖の新人に対しては、事業所や上司がその有能な管理能力を発揮して適切な対応を取っていくしかありません。
具体的には、「上司が嫌な役を引き受けて毎回指導や注意をする」「最悪の場合は配置転換も検討する」というような内容です。
人員不足の問題もありますが、「今の状態でいてもらったら今後明らかにマイナスになる存在」を放置する手はありません。
その辺の判断をするのが事業所や上司の責務であり正常な事業所運営と言えるのではないでしょうか。
そして、そういった対応ができていない事業所が多いからこそ「職場環境」「人間関係」が良くない事業所が散見されると言えます。
また、事業所や上司が対応してくれないから現場レベルで対応することになり、余計に悪循環に陥っていくことになるのです。
最後に
今回は、リクエストにお応えして「滅茶苦茶なことをする恐怖の新人が介護現場にやって来た時どうすればいいのか」ということについて記事を書きました。
正直、「恐怖の新人には関わりたくない」と思ってしまうのが本心です。
しかし、利用者のことを考えたり、結局は負担や責任が自分に巡り巡ってやって来てしまうことを考えれば事業所や上司に何らかの対応をして欲しいところです。
そういう「恐怖の新人」「困る現場」「何もしない上司」という三すくみの法則が存在しているのが介護現場の実情ではないでしょうか。