リアル介護現場の実情

介護現場に存在する間違ったタブー3選

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介護現場には、やってはいけない(言ってはいけない)とされるタブーのようなものがあります。

しかし、よくよく考えればそれらは「ただの精神論」や「やりがい搾取」や「過剰な配慮」であったりします。

もちろん、タブー視されるかどうかは法人や事業所の方針及び風潮で変わってくるでしょうし、全てが間違っているとは言えないものの中には少なからず「間違ったタブー視」が存在するのも事実です。

今回は、介護現場に存在する間違ったタブー3選をご紹介したいと思います。

 

 

 

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介護現場に存在する間違ったタブー3選

 

 

それでは早速、介護現場に存在する間違ったタブーを3つご紹介していきます。

 

間違い①:ネガティブな文言や内容の介護記録はタブー

介護現場では、都度又は適宜、利用者の介護記録を書かなくてはなりません。

この介護記録は、真実をありのままに5W1Hを意識して具体的且つ客観的に記録する必要があります。

しかし、介護業界の中には、この介護記録を書くに当たって、

  • 利用者にとってネガティブな文言を使わないようにして記録する
  • 利用者にとってネガティブな内容は割愛したり別の表現を使って記録する
  • 利用者にとってポジティブな内容だけを記録に残す

というようなことをしている事業所もあるようです。

つまり、利用者にとってネガティブな記録を書くこと自体がタブー視されているのです。

例えば、

  • 暴言や暴力があったことは記録しない
  • 徘徊をしていたことを「お散歩」と書く
  • 杖を振り回していたことを「大変お元気そうにされていました」と書く

などになります。

こういった風潮は、「利用者の尊厳に配慮をする」という考え方から来ていますが、よくよく考えればその配慮は過剰で異常です。

何故なら、

  • 真実を歪曲することで正しくない介護記録になっている
  • 職員の独自の解釈や価値観が反映されてしまっているので客観性に欠ける
  • 抽象的で具体性に欠けているため介護記録とは言えない
  • 尊厳の保持という名の言葉狩りや逆差別になっている
  • 不健全な隠蔽体質

ということになるからです。

つまり、利用者にとってネガティブな文言や内容の介護記録をタブー視することは間違っていると言えます。

利用者の尊厳の保持が逆差別になってしまう介護現場の実情

 

間違い②:介護職員がお金のために働くのはタブー

介護の仕事は「福祉」なのだから、介護職員が給料やお金のために働いたり、そうしたことを口にすることさえタブー視されてきた実情があります。

その背景には、

  • 介護は奉仕やボランティアの延長線上にある仕事
  • 介護の仕事はお金という対価には代えられない「やりがい」がある
  • お金や給料を目当てに働く介護職員は心と意地が汚い

というような風潮があったことが挙げられます。

そういった悪しき慣習や風潮によって、「やりがい搾取」「職場環境の悪化」「サービス残業や自己犠牲」が常態化し、

  • 介護の仕事に対するネガティブイメージの定着
  • 実際に劣悪な職場環境
  • 介護職員の退職者が続出
  • 介護人材の不足

という結果を招いてしまっているのが介護現場の実情です。

介護の仕事も立派な職業のひとつなのですから、働く側としては収入や待遇が気になるのは当然ですし、そもそも殆どの人が「自分の生活のため」に介護の仕事をしています。

その点を履き違えてしまった人達のタブー視によって、介護の仕事の価値が下げられ介護職員になりたいと思う人を減らしていく結果となったため、間違ったタブーであると言えます。

介護の仕事は「やりがいだらけ」の「やりがい搾取」それでは人材が集まらない理由

 

間違い③:利用者の性のタブー

利用者や高齢者も人間ですから性欲が強い人もいらっしゃることでしょう。

「性」と言うと介護現場だけでなく他の産業の職場や社会生活の中でも公共の福祉や他者へ配慮という点でタブー視されがちですが、介護現場では利用者の性がタブー視されることで野放し状態になってしまうことに大きな問題があります。

例えば、利用者から職員へのセクハラが黙認されることで、被害職員が耐えなければならなかったり、中には独自の解釈で「リハビリを頑張ったら胸を触らせてあげる」などというトンデモない対応をする職員が出現したりします。

ですから、利用者の性をタブー視するのではなく、向き合って線引きをしたり対応を検討して共有していくことで、利用者にとっても職員にとっても好循環が生まれるのではないでしょうか。

具体的には例えば、

  • セクハラは受け入れないという共通認識と線引き
  • 居室内であれば好きな図書や映像を見ることは自由
  • 利用者に対応可能な保険外のサービスがあれば利用する
  • あまりにも酷いセクハラや他者への権利侵害があった場合は利用契約解除や退所

などになろうかと思います。

介護保険の利用者だからセクハラも許されたり黙認されるのだとすれば、それこそ逆差別です。

利用者の性をタブー視することなく適切な対応をしていくことで本人も含め多くの人が救われるのであれば、間違ったタブーだと言えます。

【介護業界の闇】利用者に「胸を触らせること」が神対応なのか

 

 

 

最後に

 

今回は、介護現場に存在する間違ったタブー3選をご紹介しました。

まとめると、

  • ネガティブな文言や内容の介護記録はタブー
  • 介護職員がお金のために働くのはタブー
  • 利用者の性の問題はタブー

という考え方は「間違っている」という内容になります。

間違ったタブーであるということは、つまりは「タブーではない」ということになりますから、逆に言えば「普通にやればいい」ということでもあります。

もっと言えば、「従前の介護現場でのおかしなタブー視がおかしな状況を作ってしまった」と言っても過言ではありません。

介護現場で未だに間違ったタブーが存在している場合は、そういったタブー視自体が介護現場のネガティブイメージの権化であるということを自覚する必要があるのではないでしょうか。

介護の仕事に対するネガティブイメージが払拭できない3つの本当の理由

 

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