介護業界の異常性

「現場経験が無い介護事業所の経営者」色々悲惨な3つの理由

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どの業種であっても、経験の浅い人が経営している会社は色々な意味で悲惨なのですが「そもそも介護業界ほど現場経験の浅い経営者がいる業種は類を見ない」という印象があります。

ヘルパー経験の無い人が訪問介護事業所を経営していたり、介護現場を知らない人が介護施設を経営していたりします。

1年でも経験があればマシな方で、1ヶ月どころか聞きかじった程度の経営者が多数存在しています。

それだけ、介護業界は未経験の経営者でも参入しやすい業界になりました。

新規参入だけでなく、同族経営が故に、現場経験のない血縁者や親族などが経営を引き継いでいくことも多い業界です。

そこに信念があるか、ただのビジネスか、に拘わらず現場経験の浅い経営者が運営する介護事業所は「不幸な人が増える」傾向にあると思っています。

今回は「現場経験が無い経営者が運営する介護事業所は何故、悲惨で不幸な人が増えるのか」ということについて記事を書きたいと思います。

 

 

 

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理由①「介護過程の知識がない」

 

現場経験が浅い(又は全く無い)ので、当然ながら 「基本的な知識がない(少ない)」 と言えます。

経営者だから経営のことばかりを考えていればいいというわけにはいきません。

事業所内で行われている全ての事を把握し、最終的な責任を持つ立場の人になるので、現場で行われていることに対しても専門的な知識は必要不可欠です。

人員不足の場合は自分が現場に入る必要があるかもしれませんし、そうでなくとも定期的に現場に顔を出し 「正しい適切な知識で現状を見極める」 ということを行っていく必要があります。

ちなみに知識とは「介護過程における基本的専門的知識や技術」ということであり「経営者の思想信条や信念や思い」ではありません。

「基本的専門的な介護技術も知識も無い経営者から信念や方針だけを示されることほど悲惨」なことはありません。

 

 

 

理由②「職員の気持ちがわからない」

 

現場経験がない経営者は、現場職員がどのような環境でどのような気持ちで働いているかを察知することに鈍感です。

「経験があるからこそ現場スタッフや他者の気持ちを推し量ることが可能」なのです。

「数か月現場で働いた経験があるから気持ちはよくわかる」という経営者もいますが、残念ながら数か月では足りません。

そういう意味で、介護の国家資格である「介護福祉士資格」は良い基準になるかと思います。

受験資格が「実務経験3年以上」となっているからです。

ですから、介護事業所の経営者ならば最低限「介護福祉士資格」を取得していて欲しいところです。

「社会福祉主事任用資格」という研修を受講すればほぼ確実に貰える資格のようなものがありますが、実務経験を必要としないので「職員の気持ちがわからない経営者を量産している制度」にも問題があろうかと思います。

ここで特筆しておきたいのは

「利用者の幸せの追求こそが福祉であり、職員はその目的のために自分を捨ててでも奉仕をするべき」

という残念な方針が未だに横行していることです。

この考え方は福祉業界独特の考え方ではないでしょうか。

もちろん、他の業界でも

  • 顧客との信頼関係の構築
  • 顧客が満足するサービスの提供

という点は介護業界と同じですが

「社員やその家族の豊かな生活を実現させることも目的としている」

という理念も盛り込まれている点は介護業界と違うところです。

介護事業を展開する現場経験が未熟な経営者ほど

「利用者や行政ばかりに目を向けて職員をおざなりにしている」

場合が多く見受けられます。

それにより「事業所や業界が安定成長を遂げられない原因のひとつとなっている悲惨な現実」だと言えます。

 

 

 

理由③「信念の押し売りで全員不幸」

 

高い志しを持って「利用者の幸せの追求」を謳い介護事業へ参入(または相続)する経営者もいることでしょう。

もちろん、信念は自由なのですが、経験不足が故に「とんちんかんな信念を従業員に押し付けることで全員不幸」になってしまう危険があります。

そうなると本来の目的であった「利用者の幸せの追求」も成し遂げられません。

自分の信念が強すぎるあまり、「ただの押し売り」になってしまうと現場が混乱します。

自分は現場で介護をしないのに、高尚な信念や理念を掲げ、それを実行しようとするので現場職員の業務負担が過多になってしまったり、ストレスフルの状態に陥ります。

身体を壊したり、経営者の信念や理念についていけなくなった職員は辞めていきます。

その状態が「現在の人員不足に悩む介護事業所そのもの」なのです。

人員不足になれば、利用者に満足のいくケアも提供できませんし、職員も利用者も「全員が不幸」な状態になります。

経営者が本来求めていた高尚な信念を押し付けることで、高尚とは真逆の全員が不幸になるという皮肉な結果になってしまっています。

ですから、大して現場経験もない経営者が「高尚な信念や理念を押し売りすることは全員が悲惨な状況に陥る原因」のひとつだと言えます。

但し「信念や理念」なのですから、高尚であることを否定するわけではありません。

問題は、現場に押し付けることであり、現場を混乱させることにあります。

経営者として「理想と現実」をしっかりと見極め、現場職員に負担を掛けるだけの運営を改める必要があります。

 

 

 

最後に

 

今回は「現場経験のない経営者が運営する介護事業所が悲惨な3つの理由」について記事を書きました。

現場経験が浅い経営者は偏った考え方になりがちです。

特に自分の信念を強く持っている経営者は頭が固く柔軟な対応ができない傾向にあります。

周りや世間からのアドバイスや老婆心や進言にも耳を貸しません。

その理由は簡単です。

「利用者を幸せにしたいのではなく、ただ自分の信念を貫きたいだけ」という本質を持っているからにほかなりません。

要は、自己満足、自己陶酔の世界なのです。

そんな経営者に付き合わされる職員や利用者も含め、関わる全ての人が不幸だと言わざるを得ません。

もちろん中には「現場を知ろうと努力している人」「理想と現実をわきまえている人」もいるかとは思います。

そういう事業所では「職員の不満が少ない」ので、人材の確保もしやすいと言えます。

つまり、判断基準としては「職員の不満が多い事業所ほど悲惨」ということが言えるのではないでしょうか。

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