人間は感情の生き物ですから、意見や考え方は変わっていくものです。
また、状況や社会情勢などの環境因子によって思考が変化することもあるでしょう。
ですから、意見や考え方が変わることは悪いことではありませんが、「舌の根も乾かぬうちに言うことがコロコロ変わる人」が周りにいるとしんどくなったりしますよね。
何故なら、「こちらが振り回されてしまうから」です。
介護現場でも、言うことがコロコロ変わる同僚や上司がいると疲弊してしまいます。
今回は、言うことがコロコロ変わる介護職員や上司がいると疲弊する介護現場の実情について記事を書きたいと思います。
言うことがコロコロ変わる介護職員や上司がいると疲弊する介護現場
介護現場に限らず、言うことがコロコロ変わる人がいると参ってしまいます。
介護現場でも以下のような実情があり疲弊してしまうことがあります。
実情①:統一した介護ができない
介護現場はチームワークが必要です。
利用者のニーズや現場の状況や方針に沿って、足並みを揃えたケアを行っていかなければなりません。
しかし、同僚介護職員や上司などの言うことや方針がコロコロ変わったり、会議などで決めたことを勝手な判断で覆されてしまうと、統一した介護ができず介護現場は疲弊します。
対応をされる利用者も困惑してしまったり混乱をしてしまうことでしょう。
介護現場も職場なのですから、「計画(Plan)」→「行動(Do)」→「評価(Check)」→「改善(Action)」というPDCAサイクルや所定の手順を踏んで進めていかなければ、スタンドプレーや一部の人の独壇場になってしまうのです。
スタンドプレイがあまりにも過ぎると同調圧力になり、介護現場は疲弊し混沌としてしまうでしょう。
実情②:不信感を与えモチベーションを下げる
言うことがコロコロ変わる同僚や上司がいると、周りに不信感を与えひいてはモチベーションを下げることになります。
例えば、上司などが
「わからないことはいつでも聞いてきて」
と言っておきながら、実際に聞きに行くと、
「忙しいんだからそんなことをいちいち聞いてくるな!」
と言われてしまうと、「さっきと言っていることが違う」という違和感を覚えたり混乱してしまうことでしょう。
仕方がないのでわからないなりにやっていると、更に
「わからないなら聞きにくるように言ったのに何で聞きに来ないの!」
などと言われると、もう意味がわかりません。
実際にこんな対応をされた人は、「違和感」「混乱」「不信感」しかなくなってしまい、モチベーションが下がってしまいます。
ひいては、退職を決意するキッカケにもなりかねません。
そうなると、益々人員不足となり、業務負担が増えることで疲弊するという負の連鎖を招くのです。
実情③:人間関係が悪くなる
言うことがコロコロ変わる同僚介護職員や上司がいると、前述したような不信感を周りに与えモチベーションを下げさせてしまうため、結果的に人間関係が悪くなります。
何故なら、言うことがコロコロ変わる人は、
- 気分屋
- 情緒不安定
- ただの嘘つき
- 我を貫き通したいエゴイスト
- 自分の意見が変わっていることに気づいていないサイコパス
- 自分が言ったことを忘れてしまう無能
のいずれかである場合が多いからです。
職場に上記に該当する人がいれば、人間関係が悪くなる根源と言っても過言ではありません。
ましてや、介護現場はチームで働いているために「できるだけ関わらないようにする」「スルーする」ということがなかなか難しく、当たり屋のように勝手にぶつかってきたり一緒に働いている中で衝突してしまうことがあるため、人間関係が悪くなり介護現場が疲弊してしまうのです。
最後に
今回は、言うことがコロコロ変わる介護職員や上司がいると疲弊する介護現場の実情について記事を書きました。
人間なのですから、言い間違いを言い直したり、後から「やっぱり別の方法の方が良いな」と考え直し意見を変えることはあり得ます。
また、介護現場は朝令暮改であることも事実です。
しかし、その頻度があまりにも多かったり、周りの人を振り回したり迷惑を掛けることになれば問題ですし、朝令暮改やスタンドプレイばかりでは混乱したり混沌としてしまいます。
介護現場では、言うことをコロコロ変える同僚介護職員や上司がいると、
- 統一した介護ができない
- 不信感を与えモチベーションを下げる
- 人間関係が悪くなる
ということになり疲弊してしまう実情があるのです。
PDCAサイクルを活用したり所定の手順を踏むなど、周りを振り回してしまわないようにすることで、介護現場の職場環境や人間関係が少しは良くなっていくのではないでしょうか。