私が新人として介護職員になった時、世間一般の常識や今まで培ってきた経験が通用せず、思い悩んだことがありました。
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などなど、悩みは尽きませんでした。
また、教えられる事もバラバラで、人によってその内容ややり方が違っていたので、「一体誰を信用して誰に相談すればいいのか」さえわからない状態でした。
今回は、同じように思い悩んでいる「新人職員」に向けて、思い悩んだ時に「誰を信用して誰に相談すればいいのか」ということについて記事を書きたいと思います。
誰を信用して誰に相談すればいいのか
新人の頃は、どの職員がどんな人間性でどんな性格なのかもイマイチわかっていないので、まずは「誰が信用できる人間なのか」ということを観察して「常識のある人」を見極める必要があります。
では、具体的にどういう人を信用して相談すればいいのでしょうか。
△上司
通常、こういう場合は上司に相談するべきなのでしょうが、介護業界は「悩みの種が上司そのものにある」ことが多く、まさか新人職員が当事者である上司に直接相談するということは出来ません。
仮に相談したところで
「そういうものだ」
「それがここのやり方だ」
などと言いくるめられて終わりです。
悩みの種になっている上司よりも更に上席の上司に相談することで解決することもありますが、そうなると「管理者」や「施設長クラス」の人になってしまうことがあり、勇気を出して言いに行っても
「現場のことはリーダーや主任に言いなさい」
「組織なんだから直接言いに来ずに段階を踏んで相談しなさい」
などと言われて軽くあしらわれてしまい、余計に思い詰めてしまう可能性があります。
×キラキラしている職員
では、いつもキラキラしていて利用者のために精一杯介護をしている職員に相談をしてみるという考えはどうでしょうか。
- 性格が良さげ
- やる気に満ち溢れている
- 前向き
というように見えるので相談しやすいかもしれません。
しかし、それも間違いです。
何故なら、キラキラ職員は介護業界にどっぷり浸かっていて
- 自己犠牲こそ介護
- キラキラしている自分が大好き
- 救世主妄想に侵されている
というタイプの人間です。
「もっと自己犠牲を払わないからだ」
「利用者のことだけを考えていれば不平不満は出ないはずだ」
などと言われるのがオチでしょう。
ちなみに私も新人の頃、こういう考え方の人に相談をしてみましたが、
「利用者に「ありがとう」と言って貰えるだけで幸せじゃないか」
「日々、勉強させてもらってるんだから働かせてもらっているだけでありがたいじゃないか」
というような事を言われ「ゲエ」が出そうになりました。
全く「的を得ていない」のです。
△文句や愚痴が多い職員
常に会社に対して不平不満を言っている職員はどうでしょうか。
この場合、あなたの相談をとても親身になって聞いてくれるか、全くスルーされるかのどちらかです。
会社の悪い部分に対しての愚痴や文句が的を得ていれば「本質が見えている職員」ですし、ただの陰口レベルであれば「性格がゆがんだ職員」であると言えます。
つまり、結構極端なタイプが多いので、「現実が見えているタイプ」の職員に相談すれば、悩みが解決することもありますが、「ただの悪口レベルの愚痴」を言っている職員に相談すると、あまり得るものがありません。
見極めの難しさがあるので、文句や愚痴が多い職員に相談することは(△)としておきます。
〇普通の職員
「普通」の定義が問題ですが、要は一般常識を持った介護業界に浸かりきっていない職員のことです。
そういう「普通の職員」がいれば、迷わず相談してみましょう。
きっと、自分と同じように思い悩みながら働いてきた職員です。
的を得た的確なアドバイスが貰えるはずです。
しかし、残念なお知らせがあります。
介護業界ではそういう「普通の職員」は絶滅危惧種となりつつあります。
自分が今まで培ってきた常識と介護業界の常識のズレや乖離に、今も尚、思い悩み続けている一人になるからです。
△インターネット
これだけインターネットが普及してきましたので、「TwitterなどのSNSや介護系のサイト」などで同じ介護職員の同士と知り合う機会も増えました。
そこで情報交換をしたり、相談をしたりすることも可能です。
「信用できるか」という点は未知数になってしまいますが、上手く活用できたら心強いはずです。
匿名でも相談できる点がメリットでもありデメリットとなります。
最後に
今回は、「新人介護職員が思い悩んだ時に、一体誰を信用して誰に相談すればいいのか」ということについて記事を書きました。
もちろん、相談したい内容によって人を選定する必要がありますが、「そもそも信用できて相談できそうな人があまりいない」というのも現実です。
同期入社の職員が居れば、お互い話もしやすいでしょうし、同じ悩みを持ちやすいので「お互いが良き相談相手」になることも珍しくありません。
しかし、暫くすると同期が辞めていってしまったり、そもそも同期が存在しない人にとっては「相談相手がいない」状態になります。
「的を得た適切なアドバイスができない事業所は離職率が高い」と言えるのではないでしょうか。
コメント
今の職場に出戻りした時、施設長とケアマネ兼相談員に何かあったら相談してねと言われましたが信用していません。
相談しても曖昧にするか、注意する人と注意しない人を分けますから。
介護主任はもっと信用できませんね。
仕事は大変なのは他人任せで好き嫌い激しいし、いつもケアマネ兼相談員とこそこそ話、そんな介護主任に施設は一言も注意できません。おかげで何人も辞めているそうです。介護主任はそんなのどこふく風で陰では気に入らない職員は退職に追い込んでやるって言ってたそうです。出戻ったけど長くいる職場ではないなと思いました。
ホントに信用している職員はいませんね。今の職場では。介護主任のせいで何人も辞めてます。
上司が辛いこと悩んでいることをきちんと聞いて対応してくれないといずれは職員いなくなって潰れますね。
昔いたときは人間関係良かったんですが
ね、今の職場…。話がずれてすいません。
>かずさん
こんにちは~
コメントありがとうございます^^
まぁ本当の意味で職場内に信用ができる人など存在していなくて、誰かを信用する必要もないのかもしれませんね。
しかし、新人職員にとっては右も左もわからず心細いことも多いでしょうから、フォローできるような体制やマトモな対応をしてくれる人が存在すれば、もっと働きやすい職場になるでしょうね。
ホントそれが大切だと思います。新人がはいりやすい環境を作るのが大切ですね。
自分も色々な所で働きましたが放置プレイされた所もあります。そんな所は自分がいくら一生懸命やっても空回りして馴染めなかったですから。
自分は新人にはなるべく話かけるようにしてますね。嫌な思いさせたくないですから。
>かずさん
返信ありがとうございます^^
そうですね。
新人を仲間と見るか異物と見るかの違いですが、排他的な事業所では異物として見てしまっていることが往々にしてあるのではないかと思っています。