世の中には色々な経営者が存在します。
経営者だって人間なのですから、全てが完璧ではなく長短もあって万能な存在ではありません。
介護業界の中にも、社会福祉法人であれば理事長、株式会社であれば代表取締役という肩書きの経営者が存在しますが、古臭い考え方を持つ経営者に共通しているのは「排他性」であるように感じています。
介護業界の中の全ての経営者を見てきたわけではありませんが、私が今まで見聞きしてきた中での「介護業界に存在する古臭い排他的な考え方の経営者の3つの特徴」をまとめていきたいと思います。
介護業界に存在する古臭い排他的な考え方の経営者の3つの特徴
介護業界に存在する古臭い考え方を持つ経営者に共通するものは「排他性である」ということを冒頭でも申し上げましたが、どのように排他的なのかを具体的にご紹介していきたいと思います。
特徴①:独特の因習を美徳とするワンマン経営
介護事業所の中には、事業所独特の因習や方針を持つ所も多くあります。
例えば、
- 給与明細の渡し方が独特
- 法律違反を黙認したり強要する
- 専門職の決定を経営者がちゃぶ台返しをする
などになります。
要は、「これがうちのやり方だから(自分勝手な美徳)」というワンマン経営で「経営者の独断と偏見を根拠」としてしまっている場合は、排他的な古臭い考え方であると言えます。
従業員や周りの声に耳を貸さない古臭いムラ社会のワンマン経営という環境の中で、排他性をも兼ね備えた経営者は従前から存在する「介護の常識は世間の非常識」を地でいく多様性を認めることができない古いタイプの人間なのです。
特徴②:介護を「古い」と「新しい」の2つでカテゴライズする
介護業界には様々な事業所形態やサービス形態があります。
それぞれ機能も基準も違うわけですから、同列に考えてしまうのはナンセンスです。
しかし、「うちのやっている介護は新しくて他所の介護は古い」などと独自のカテゴライズをしてしまったり、「うちの事業所は素晴らしいけど他所はダメ」などと上から目線のレッテル貼りで自画自賛をして悦に入る姿は、傍から見れば「多様性を排除した排他的な猿山の大将」に見えてしまいます。
温故知新という言葉があるように、「古いから一切ダメ」ということはありませんし、もっと柔軟に考えていくことが多様性ではないでしょうか。
そもそも「自分を立てるために他者をけなしたり排除しようとする姿」は見ていて気持ちの良いものではありません。
認め合うことを忘却してしまっている経営者は排他的であり、ひと昔前の排他的閉鎖的な悪い意味での介護と何ら変わらないのです。
特徴③:言葉を武器にする
言葉は時として武器にもなります。
強い言葉を使えば相手を傷つける凶器にもなりますし、伝え方によっては相手に恨みや反感を買い自分に跳ね返ってくる諸刃の剣にもなってしまいます。
介護現場で職場の雰囲気や環境や人間関係を崩してしまう原因も「経営者や上司が発する理不尽で高圧的で不謹慎な言葉」という場合も往々にしてあります。
経営者であればメッセージ性の強い言葉を使っていく必要もあるのかもしれませんが、それは「相手を攻撃したり制圧するためではなく人の心を救ったり活かしていくために使うことが大切」なのではないでしょうか。
「経営者が強い言葉で人を攻撃していくのも多様性」と言われればそれまでですが、それらはひと昔前から介護業界に存在している排他的で攻撃的な経営者と何ら変わりません。
人を活かすような言葉の使い方を知らず、感情的にキレたり他者を刺していくような言葉しか発することができない経営者の場合は早々に逃げ出す準備をした方が賢明でしょう。
最後に
今回は、介護業界に存在する古臭い排他的な考え方の経営者の3つの特徴について記事を書きました。
まとめると、
- 事業所独特の因習を美徳とするワンマン経営
- 介護を「古い」と「新しい」の2つでカテゴライズしてしまう
- 言葉を武器にする
というような経営者は「排他的」であり、ひいては「多様性を認められない古臭いタイプの人間」ということになります。
「新しい介護」を自称する経営者が「古い介護」を揶揄したり否定する姿は「排他的であり古臭い」というところが興味深いですね。
コメント
もう10年以上前の事ですが、私がかつて職員として働いていた富山県西部の某特養もまさにそんな感じでした。
特に理事長と施設長、私の親を侮辱する暴言を吐き捨てた事があり、今でも私の心の傷として消えずにいます。
>匿名さん
コメントありがとうございます^^
やはりどこも似たり寄ったりの感じがあるのですね。
職員への個人攻撃や人格否定行為は要はパワハラですから許されないことのはずなのですが、それが通常運転かのように横行している所はまだまだ少なからず存在しているのでしょうね。
心の傷。。。お察し致します。