マッチポンプという言葉をご存知でしょうか。
マッチとはマッチ売りの少女にも出てくる火をつける道具で、ポンプとは消防などで消火する際に使う機械を指しています。
つまり、マッチポンプとは火をつけるマッチと消火するポンプが合わさって「自ら火をつけて自ら火を消すという偽善的な自作自演の手法や行為」を意味する和製外来語です。
例えるなら、自ら放火をしておきながら自ら消火して「自分が火を消した功労者だ」などと言う「戯け者」がマッチポンプだと言えます。
そんなうんざりしてしまうマッチポンプな人が介護業界にも存在しています。
以下で詳しくご紹介していきたいと思います。
介護業界に存在するうんざりしてしまうマッチポンプな人達
それでは早速、介護業界に存在するうんざりしてしまうマッチポンプな人達をご紹介していきます。
冒頭でも述べたように、要は「偽善的な自作自演をする戯け者たち」ということになります。
①利用者を不穏にさせてからなだめる
多くの介護職員や介護従事者は利用者に心穏やかに過ごして欲しいと願っていることでしょう。
もっと言えば、利用者が穏やかではなく「不穏な状態」になれば対応が難しくなりますし、職員にとっても利用者にとってもお互いしんどいばかりですから、利用者が不穏にならないように配慮をしていく必要があります。
しかし、中にはわざと利用者を不穏にさせる人がいます。
俄かには信じがたい話かもしれませんが、
- 不穏な利用者をなだめる技術を見せつけたい人
- 自分の退勤直前に残っている職員に嫌がらせをしたい性格の悪い人
- 介護現場で直接介護をしない職種や経営者
などです。
多くの場合は「利用者が不穏になっても自分には関係ないから」という歪んだ考え方なのですが、中には「自ら利用者を不穏にさせておいて自ら利用者をなだめる」というマッチポンプを行う人が存在しています。
どちらにしてもうんざりしてしまいますし「戯け者」と言えるでしょう。
②自ら炎上させておいて「従業員は俺が守る」
経営者などが自分や事業所内や職員の不謹慎な写真や動画をSNS上などにアップして、それが炎上した際に「従業員は俺が守る」「従業員に何かあったら許さない」という発言をしている介護関係者も存在しています。
最後の台詞だけを見れば格好の良いことを言っているようですが、よくよく考えれば「そもそも、初めから自分が不謹慎な発言や行動をしなければこういうことにならなかったのでは?」と思うわけです。
つまり、「自分で火をつけておいて、従業員がその火の粉を被らないようにする」という一連の流れは戯けた自作自演のマッチポンプと言えます。
他人の価値観の問題にしたり責任転嫁をして格好つける前に、自らを省みることが必要なのではないでしょうか。
自分さえも律せない人に従業員や利用者を守ることはできないでしょう。
自分が蒔いた種を他人に刈り取らせようとする姿にはうんざりしてしまいます。
③転職を煽ってアフィリエイトに誘導
介護業界は転職ありきの業界になってきていますが、その転職を煽ってアフィリエイトへ誘導するというマッチポンプも散見されています。
アフィリエイト自体は悪いことではないと思っていますが(私も貼っています)、「闇雲に転職がベストかのような言い回しで読者に火をつけて、自らの転職アフィリエイトへ誘導してしまう手法や行為」はマッチポンプだと言えます。
そこには「本当の情報は無い」と言っても過言ではありません。
何故なら、目的が「ただただアフィリエイトに誘導してマネタイズしたいだけだから」です。
繰り返しになりますが、アフィリエイトも副業もマネタイズも悪いことではありません。
しかし、「本当の情報ではない自作自演のマッチポンプでマネタイズしている状況」にはうんざりしてしまいます。
シロアリ駆除業者がシロアリを放って駆除を依頼させる手法に酷似しています。
最後に
今回は、介護業界に存在するうんざりしてしまうマッチポンプな人達について記事を書きました。
まとめると、
- 利用者を不穏にしてからなだめる人
- 自ら炎上させておいて「従業員は俺が守る」と言う人
- 闇雲に転職を煽ってアフィリエイトに誘導する人
になります。
共通しているのは「自分のことしか考えておらず、落としどころありきの偽善的自作自演」ではないでしょうか。
介護業界に存在する「他人が不快になろうが気にも留めないマッチポンプの人達」には注意が必要です。