介護業界や介護現場に限らずの話になりますが、世の中には「人を不快にさせてもいい」と思って生きている人がいます。
裏を返せば「自分が不快でなければ他人を不快にさせても構わない」という自己中心的で自分勝手な思想であるわけです。
日本国憲法第19条においても、「思想信条の自由」は保障されていますが、それは「その思想や価値観が自分の内心に留まる限りは絶対的自由」とされているのであって、口から発してしまったりSNSなどで発信してしまった場合は、それを受け止める側の人の権利や思想を侵害してはなりません。
それを「公共の福祉による制限」と言います。
人間と人間ですから、意図せぬ形で相手を不快にさせてしまうことはあり得ますが、この世の中には「人を不快にさせても構わない」と思っている人がいるのですから驚きです。
そういう人がいると人間関係が悪くなってしまうのは当然です。
介護現場で言えば、「法人を私物化したワンマン経営者」「高圧的なお局職員」などになるでしょうか。
そういう人がいるから介護現場の人間関係が良くならないのかもしれません。
今回は、人間関係悪化の権化である「人を不快にさせてもいい」と思っている人の3つの特徴について記事を書きたいと思います。
(スポンサーリンク)
人間関係悪化の権化「人を不快にさせてもいい」と思っている人の3つの特徴
それでは早速、人間関係が悪化する権化とも言える「人を不快にさせてもいい」と思っている人の3つの特徴についてご紹介していきます。
特徴①:道徳心がない
「人を不快にさせてもいい」と思っている人は道徳心や倫理観が欠如してしまっています。
親からの躾や保育園や幼稚園でも「人が嫌がることを言ったりしてはいけない」と教わるはずです。
これは国家的に統治機構が未熟又は不健全で道徳心が欠如してしまっている国でない限りは全世界共通のはずです。
道徳心がない人のパターンとしては、
- 自己中心的
- 高圧的
- 性癖の暴露(セクハラ)
- 品性下劣
- 不謹慎な発言や行動
- してはいけないことをせずにはいられない
などがあるのが特徴です。
道徳心が欠如した人が介護現場にいれば人間関係も良くはならないでしょう。
特徴②:他人を不快にさせることも価値観だと思い込んでいる
「人を不快にさせてもいい」と思っている人は、「そういう価値観もある」と思い込んでいます。
その思想信条が内心に留まる限りは「そういう価値観もある」のは間違いありませんが、ひとたび口から発したり人の目につく場所で表現してしまうと公共の福祉による制限がなされる思想や価値観になるのです。
ですから、「他人を不快にさせてもいい」と思い込むことは自由ですが、「実際に誰かを不快にさせてはならない」「可能な限り不快にさせない配慮をしなければならない」ということが理解できていない可哀想な人だと言えます。
つまり、「故意的に実際に誰かを不快にさせてしまうことは価値観としては認められない」のです。
介護現場にそういう勘違いをしてしまっている人がいた場合は、人間関係が良くはならないことでしょう。
特徴③:「嫌なら見なければいい」という責任転嫁
「人を不快にさせてもいい」と思っている人は、不快に感じた人に対して「嫌なら見なければいい」と思っていたり言ってしまうという特徴があります。
もちろん、SNSなどではブロック機能などがありますがそれも万能ではありません。
また、日常や職場の中であればブロック機能はありませんし、「嫌なら見なければいい」では済みません。
更には、「見る方が悪い」「勝手に見て勝手に文句を言うな」という横暴さがあります。
どちらにしても、不快な言動や行動を先に口に出したり表現してしまっている本人が許されない存在であるのに、それを受け止める側に自己防衛を求めたり責任転嫁をしてしまうのが特徴です。
悪意や他意はなくたまたま相手を不快にさせてしまったのなら仕方がない部分もありますが、初めから「人を不快にさせることも価値観」などという道徳心の欠如した勘違いをした上で、他人に迷惑を掛け責任転嫁をしながら生きている人がいれば敬遠したくなって当然でしょう。
「類は友を呼ぶ」ということわざ通り、そういう人の周りには同じような価値観の魑魅魍魎がうごめいています。
介護現場でも、「裸の王様の経営者」や「お局職員」の周りに無法者や腰ぎんちゃくが集まり派閥を作っていることがあるのではないでしょうか。
そんな職場では人間関係が良くなるはずがありません。
最後に
今回は、介護現場に限らずですが人間関係悪化の権化である「人を不快にさせてもいい」と思っている人の特徴について記事を書きました。
意図せずに相手を不快にさせてしまうことはあるでしょうが、「最初から相手を不快にさせるという価値観はありでも表現した時点で無し」という結論になります。
世の中には色々な人がいて色々な価値観があって多様性を認めていく社会情勢ですが、「そんな人が職場にいたら人間関係が良くなるはずがない」ということは間違いありません。
いや、ひょっとしたらそういう人がいる職場には「似たもの同士の魑魅魍魎」が集まっていているのかもしれません。
もしそうだとすれば、そういう部分をどうにかすれば介護現場の人員不足も少しは解消されるのではないでしょうか。