介護業界の異常性

【真実バージョン】介護の仕事の10の魅力とやりがいを紹介します

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低賃金、劣悪な職場環境や人間関係、高尚な机上の空論理念や方針の押し付け等のネガティブなイメージが強いのが介護の仕事です。

しかし、本当に「ネガティブなものしかない」のだとすれば、今以上に介護人材は少なくなっているでしょうし、「介護をやってみよう」と思う人も皆無となるでしょう。

ですから、躍起になって「介護の良い部分」「介護の魅力ややりがい」を前面に押し出したポジティブキャンペーンも行われています。

当然、介護の仕事にも「良い部分」や「魅力」はあるのです。

しかし、ここで注意をしなければならないのは「良い面から悪い面を差し引くと良い面が帳消しになってしまうという現状」です。

つまり「割に合わない」のです。

この「割に合わない」という感覚や割合には個人差があるでしょうし、「そうは思わない」という人もいるでしょうからそこは否定はしませんが、どちらにしてもそういった「個人の感覚や判断が行われた結果が現在の人材不足状態である」と言えます。

さて今回は、そんな介護の仕事の魅力とやりがいについて「真実バージョン」として記事を書きたいと思います。

介護職員の質と量と対価の関係性

 

 

 

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【真実ver.】介護の仕事の10の魅力とやりがい

 

 

介護の仕事の魅力ややりがいをご紹介したいと思いますが、「真実バージョン」なのでネガティブな部分も含まれてしまいますことをご了承下さい。

 

魅力①:安定収入

介護サービスを利用したい(又はしなくてはならない)高齢者及び体が不自由な人等が増えていく情勢であるため、今後益々介護の仕事は必要不可欠なものになります。

ですから、介護の仕事は将来に渡って「安定収入」を確保することができます。

無資格未経験から始めても、「手取り月13万円」は貰えます。

生活保護と同水準、若しくはやや低い水準ですが、ここから経験を積んでいったり、各種手当(時間外手当、資格手当、職務手当、役職手当、夜勤手当、処遇改善手当、扶養手当等)がつくことで「手取り20万円前後」が可能になります。

夜勤はワンオペ(一人体制)で約20人の利用者を長時間介護する過酷な昼夜逆転労働になりますが、利用者の命を守るために自分の命を削る尊い職業です。

そうした介護の仕事をやり続けることで、毎月低水準の安定収入を確保することが出来ます。

介護職員がいつまで経っても低賃金である本当の理由

 

 

魅力②:「ありがとう」と言って貰える

介護の仕事をすると、利用者に「ありがとう」という言葉を貰えることがあります。

人の役に立ったり社会に貢献する素晴らしい職業です。

しかし、「ありがとうが最高の対価」とする風潮が強いため、なかなか経験や能力が収入に結び付きません。

その「最高の対価」でどうやって自分の生活を維持向上させていくかを考え出すと迷路に迷い込んでしまいます。

「生かさず殺さず」「上見て暮らすな下見て暮らせ」という環境に迷い込んでしまったことに気づいた時には、モチベーションの維持も困難になり「希望もなく絶望もない状態」になってしまう危険性があります。

「上見て暮らすな、下見て暮らせ」が介護業界

 

 

魅力③:利用者から多くのことを学べる

介護の仕事をしていると、人生の大先輩である利用者から昔の話を聞いたり、目から鱗の先人の知恵であったり、長い人生経験の集大成とも言える哲学を学ぶ機会があります。

また、認知症や寝たきりで意思疎通が図れない利用者であっても「認知症状や老いの体現」として学べることが沢山あります。

但し、職場が治外法権の場になってしまっている場合は「利用者の違法行為やハラスメントが許される」という一般社会では考えられない「したくはない経験」もすることがあります。

それによって「介護職員には人権がない」「介護職員には何の補償もない」「結局は誰も助けてはくれない」という学びたくないことまで学んでしまう可能性があります。

暴力を振るう利用者さえ容認するのが介護なのか

 

 

魅力④:介護技術や人間力が身につく

介護の仕事をすることで「介護技術」が身につきます。

最初は介助の際の力加減やバランスや手順が全くわからなかったことがスムーズにできるようになりますし、衣服やシーツなどを汚さずに水様の排便の処理もできるようになります。

また、声掛けの方法を工夫したり直接的に利用者と接することで「人間力」も身につきます。

但し、介護や介助を半永久的に行う仕事なので、ノーリフティング宣言をしていない多くの介護事業所では「腰痛」になる可能性が高くなりますし、日常生活ではあり得ないことが起こるのが介護現場なので「精神を病んでしまう」可能性もあります。

ノーリフティングケアが日本に浸透しづらい理由とは?高知県がノーリフティング宣言をした結果

 

 

魅力⑤:クリエイティブな仕事

介護のポジティブキャンペーンなどで「介護はクリエイティブな仕事」というようなキャッチコピーを目にしたりします。

「クリエイティブ」とは「創造的」「創り上げる」という意味ですから、恐らく「介護職員は利用者の人生をつくりあげる職業」と言いたいのだろうと推測しています。

確かに「介護職員はクリエイターだ」と言われると悪い気はしませんし耳触りも良いのかもしれません。

しかし、その人を中心として、その人を尊重し、その人の立場や視点に立って理解してケアを行っていこうとする「パーソン・センタード・ケア」という考え方や、「そもそも本人の人生をつくりあげるのは本人であって、介護職員はその支援者である」という実情を理解していれば「本当の意味でクリエイターなのは利用者本人」ということになります。

ですから、厳密に言えば「介護職員はクリエイティブ補助員だ」ということになりますが、まぁどちらにしても言葉遊びの域を出ません。

「介護に正解はない」ということの3つの危険性

 

 

魅力⑥:周りから「偉い」と言われる

介護の仕事をしていると、周りの人達から「偉い」と言われることが多くなります。

「人の役に立って社会に貢献する仕事だから偉い」という意味なのでしょうが、ひょっとしたら「安い給料で働くなんて偉い」「誰もやりたがらない仕事をするなんて偉い」という意味が含まれている可能性があります。

若い介護職員が自分の職業を言うと世間から「若いのに偉い」と言われる5つの理由

 

 

魅力⑦:ずっと現場で働ける

介護職員はずっと人材不足なので介護職員をしている限りずっと介護現場で働けます。

また、出世してもせいぜい「介護主任クラス」でしょうから、人材不足の事業所で働く限り介護主任といえども現場に出なければ業務が回りません。

腰痛になろうが、少々体調が悪かろうが人員不足なので休むことは許されません。

定年になっても再雇用により嘱託社員として現場で働き続けることができます。

「現場が大好きな人」にとっては、とても魅力的ですね。

介護業界で出世したかったら「綺麗ごと」を言い続けよう

 

 

魅力⑧:すぐにリーダーになれる

介護の仕事をしていれば、すぐにリーダーになれます。

人員不足なので競争相手が少ないことと、「そもそもリーダー自体が辞めていく」からです。

介護リーダーという存在は「ただの穴埋めや名ばかりの肩書き」に過ぎず、「日替わり弁当的な存在」と言っても過言ではないでしょう。

介護リーダーを経験してみたい人にとっては、誰でもすぐにリーダーになれる環境が待っているのでとても魅力的です。

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魅力⑨:歳を取ってから始めても正職員になれる

介護の仕事は現状で誰でも雇い入れるハードルの低さがあります。

そのお陰で、無資格未経験の50代(60代でもあり得ます)でも雇い入れてくれますし、事業所が設定している試用期間が終われば正職員にもなれます。

これがどういうことかと言うと、「50代になってからやり始めても遅くない職業」ということになります。

もっと言えば、「その年代になった頃に介護の仕事をするかしないかを考えればいい職業」であるとも言えます。

若者に介護の仕事をオススメしない3つの理由

 

 

魅力⑩:やりがいだらけ

介護の仕事の魅力を総括すると、とにもかくにも「やりがいだらけ」です。

現場に立っている以上、やることは尽きませんし、利用者の転倒や急変が発生することも多々ありますし、理不尽な理由で損害賠償を請求されることのある「ハイリスクローリターンの職業」です。

少しでも不満を漏らしたり改善を訴えたら、心無い人達から「自分が選んだ仕事でしょ」「文句があるなら辞めればいい」という極論で頬を叩かれ頭を小突かれます。

自分の幸福を追求せず、不満や改善を訴えない「ロボット人間」であることが求められる職業です。

「介護の仕事はクリエイティブ」だったはずなのに、一方では「ロボット人間が求められる」という矛盾多き「やりがい搾取の介護業界」は、上辺だけのポジティブキャンペーンで「ネガティブイメージの払拭」も目的としていますが、それが「真実の隠蔽」にならないことを願うばかりです。

介護の仕事は「やりがいだらけ」の「やりがい搾取」それでは人材が集まらない理由

 

 

 

最後に

 

今回は、「介護の仕事の魅力とやりがい(真実バージョン)」をご紹介しました。

どんな仕事であっても、メリットやデメリットはありますし、結局は「差し引いて割に合うか合わないか」ということになります。

その価値観は個々で個人差がありますが、多くの人が割に合うと感じれるような対策をとることが「実情に沿っている」と言えます。

そのためには、ポジティブキャンペーンの前に「ネガティブな部分」に目を向けなければならないのではないでしょうか。

 

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