介護現場で利用者にムカっとしたりイラっとした時の手っ取り早い対処法

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

ご存知かと思いますが、介護職員も人間です。

人間である以上、感情もありますし人権もあります。

介護現場で働いていると、利用者に対して腹が立ったりイラついてしまうことも当然あります。

そんな状況になっても、何とか自分の感情をコントロールしながら働いているのが介護職員です。

言い換えれば「介護の仕事は感情のキャパシティを試されながら働く職業」と言っても過言ではありません。

しかし、まだまだ介護業界には「利用者に対して腹立たしく思ったりイラついてしまうことは悪」という風潮があるのも否定できません。

「常に聖人君子のような高潔な思考と立ち振る舞いをするのが介護職員の職責だ」という理想に縛られ、それを介護職員に強いてしまうことは大変問題です。

今回は、「介護職員でもムカっとしたりイラっとすることは当然のことで、もしそうなってしまった時の手っ取り早い対処法」について記事を書きたいと思います。

ムカっとしたりイラっとした時の手っ取り早い対処方法

冒頭でも述べたように、介護職員も人間なのですから利用者に対してムカっとしたりイラっとしてしまうことがあります。

例えそうなってしまったとしても「我慢」をしたり「感情のコントロール」をしているのですが、この段階で我慢の限界を超えてしまったり感情のコントロールが上手くできないと、利用者に対して汚い言葉で言い返したり、手を出してしまう等のニュース報道で流れてくるような「虐待や介護事件」が発生します。

しかし、そもそも「腹を立てたりイラつくこと自体がダメ」という風潮に縛られてしまうことにも問題があるのではないでしょうか。

介護現場での虐待や介護事件が続発しています。 介護の過酷さを訴えると「介護よりもっと過酷な仕事は山ほどある」「介護の仕事だけ特...

介護職員も人間として扱う

介護職員に求められている資質は「一見、聖人君子のようで、現実は従順な奴隷」です。

職業倫理や行動規範として、「理想」を掲げることも大切ですが、まずは「介護職員は労働者であり人間であるという現実」を前提としておく必要があります。

どちらかにバイアスがかかってしまうことは不健全なのですが、現状では「理想」にばかりバイアスがかかってしまっていると言えます。

つまり、現状の不健全な状態を正常で健全な状態にするために「介護職員も人間として扱う」「介護職員の人権も保障していく」ということが重要です。

そしてそれは「利用者に対してムカついてしまったりイラついてしまうのは当然にあり得ること」という前提をスタンダードにしていく必要があります。

介護現場での珍しいニュースが流れてきました。 「グループホーム入所中の83歳の女性利用者が、入浴介助を受けている時に女性職員が...

現状での取り組み

介護職員が感情をコントロールするために、現状での取り組みは「アンガーマネジメント」や「自己覚知」などがあります。

対人援助をしていく中で、とても大切な感情のマネジメント方法ではありますが、その習熟度や現場で咄嗟に(又は常に)活用できるかは「職員個人の裁量や能力に委ねられている」状態です。

また、結局は「精神論」ばかりで「環境面や人権の保障まで着手されていない」のが現状です。

こういった現状ですので、「職員個々で」「自分の精神活動において」対応していく必要があります。

介護現場だけに限りませんが、対人援助を生業とする以上「自己覚知(じこかくち)」を常に意識しておく必要があると感じています。 今...

手っ取り早い対処方法

感情をコントロールするとか、自分の感情を分析していくとなると小難しく感じます。

また、本来であれば「一旦その場を離れる」「他の職員に対応を代わってもらう」等の対処方法も考えられますが、ワンオペ夜勤であればそれが難しい現状にあるのも事実です。

ここで考え得る「一番手っ取り早い対処方法」は、「意図的に感情を無にする方法」です。

「我慢」が状況を受け止めて自分の感情を抑え込んだ上で対応していくのに対し、「感情を無にする方法」は状況を受け止めるものの自分の感情のフィルターを通すことなく機械的に対応していくことになります。

「寄り添う介護」「一緒に人生を歩いていく援助者」という方針に反してしまうかもしれませんが、とりあえずは「機械的であれ、その場を何とか穏便に凌ぐ」必要があります。

ですから、利用者に対してムカっとしたりイラっとしてしまったら(又はする前に)、「自分の一切の感情を捨て無心で介護を行う」という一種のダブルスタンダードで対応するのです。

「感情を持たず機械的に利用者に接することは相応しくない」と言われてしまうかもしれませんが、この方法も「感情のコントロール」「意図的な感情表現」のひとつの方法と言えるのではないでしょうか。

また、イライラしてストレスを抱え込んでしまったり、利用者と口論をするよりも「よっぽどマシ」です。

つまり、「自分と利用者を守るためのベターな対処方法」だと言えます。

コミュニケーションの方法は大きく分けて以下の2種類があります。 言語コミュニケーション 非言語コミュ...

最後に

今回は、「介護職員も人間なので腹を立てたりイライラすることもあるのは当然であり、そんな時の手っ取り早い対処方法」について記事を書きました。

まずは「利用者にイラついたり腹を立てるのは悪であり介護職員に向いていない」と言う前に「介護職員も人間なのでイライラして当然」ということを理解しておく必要があります。

現状での対処方法は「個人の精神活動の裁量」に委ねられています。

「感情を無にする」という対処方法は、ベストとは言えませんがベターではあります。

多くの矛盾や複数のスタンダードが存在する介護業界なのですから、介護業界で働く介護職員も複数のスタンダードを駆使していかないとこちらの身が持ちません。

介護の仕事を続けていく中で「介護の仕事はこういうものだ」「介護士はこうあるべきだ」「こういうやり方をしておけば間違いない」ということ...

私が一番おすすめしているエージェントの介護ワーカーさんでまずは仕事探しの登録だけでもされてみてはいかがでしょうか。もちろん、全て無料ですし、良い職場が見つかるはずです。

>>>3年連続楽天リサーチNo1の支持率【介護転職なら介護ワーカー】

最後まで読んで頂きありがとうございました!

ブログランキングに参加しています。

記事が「まぁ良かったんじゃない?」「また読みに来てあげてもいいよ」と思って頂けましたら是非、応援&シェアを宜しくお願いします^^

記事更新のモチベーションが上がります。

にほんブログ村 介護ブログ 介護職へ
にほんブログ村


介護職員ランキング

楽天ウェジェット
【広告】


シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

かいご畑アフィリ



※広告
【働きながら無料で資格取得できる制度のご紹介】



★介護職員初任者研修
★介護職員実務者研修
★介護福祉士国家資格受験対策講座(短期集中講座)

などの講座を「働きながら」「無料」で受講することができるのが「キャリアアップ応援制度」です。

【こんな人におすすめ!】

★介護のお仕事が初めての方
★無資格で働きながら、資格取得をしたい方
★ブランクがあり、介護の仕事復帰を考えている方
★すでに介護職として就業していて転職したいと考えている方
★経験や資格があり、好条件で転職をしたい方
★30秒で登録してすぐに利用開始したい方

>>>働きながら無料で資格取得できる「かいご畑」はこちら