介護現場で役立つ!相手の目を見ることの重要性と特徴「目は口ほどに物を言う」は本当

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以前、非言語コミュニケーションについて記事を書きましたが、「目は口ほどに物を言う」と言われるくらい目の動きや表情は重要です。

介護現場で対人援助を行っていく上でも役立ちますし、普段の生活の中でも活用できます。

自分自身が非言語コミュニケーションを駆使していくことが大切なのですが、逆に相手の目を見ることで色々なことを感じ取れることがあります。

心理学者やメンタリストではありませんので、相手の心理や心情を読み取り的確に当てることまではできないにしても、何かしらの違和感を感じたりすることは普通の人でもあることでしょう。

ですから、「目は口ほどに物を言う」というのは本当だと思っています。

今回は、相手の目を見ることでどのようなことがわかるのかについて記事を書きたいと思います。

コミュニケーションの方法は大きく分けて以下の2種類があります。 言語コミュニケーション 非言語コミュ...

介護現場で役立つ!相手の目を見ることの重要性と特徴

介護現場では「利用者の目線に合わせて」というようなことも言われますので、「目と目」が重要視されていることがわかります。

また、普段の生活の中でも無意識に相手の目を見るようになりましたし、ネット上で顔出しされている人やTVタレントなども含め、まずは「目に目が」いきます。

あたかも私が特別なスキルを身につけているかのように書きましたが、実は多くの人が無意識に相手の目を見ています。

例えば、YouTubeやテレビでも出演者の目の配り方ひとつで受け取り方が違ってきたり、表現の上手い下手や心理状態を瞬時に判断していることがあるのではないでしょうか。

それだけ「目」は重要なのです。

それでは、以下に相手の「目」でわかる特徴をご紹介していきたいと思います。

①目が泳いでいる

視線が定まらず眼球が左右に揺れ動いている状態を「目が泳いでいる」と言います。

この場合、何か動揺していることが窺えます。

隠し事ややましいことがあったり、それを指摘されて視線が定まらなくなるのです。

②目がうつろ

目の焦点が合っていない状態であったり、寝起きなどで頭がボーっとしていて半分夢うつつな目の状態のことを「目がうつろ」と言います。

「心ここにあらず」という表現をされたりもします。

何かの精神疾患や中毒状態の場合にも目がうつろになる場合があります。

③目がギラギラしている

目がキラキラしていればいいのですが、不自然にギラギラしている場合は言い換えれば「目が血走っている」とも言えます。

花粉症などで白目が充血しているのではなく、どこか攻撃的であり何かに取り憑かれたかのような印象があります。

④目だけが笑っていない

顔は笑おうとする表情を作り、声も「ははは…」などと発するものの明らかに「目だけが笑っていない」場合があります。

おかしくもないのに無理やり笑おうとしている時点で「愛想笑い」でしょう。

ただ、目は笑う形をしているのに「目の奥が笑っていない(つまり瞳孔が開いていない)」という場合は「冷酷なサイコパス気質」を感じることがあります。

サイコパスとは「精神病質者」「反社会的人格の一種」のことを指す言葉です。 アメリカ精神医学会ではサイコパスの分類と診断基準を「...

⑤目を大きく見開く

目を大きく見開いて何かを喋っている場合は「怒っている」か「盛大な嘘をつこうとしている」か「ビックリしている」などの場合です。

他にも「自分への好意のサイン」である場合もあるため、慎重に判断する必要があります。

⑥左右の目の表情が違う(左側が本心)

人間の本心は顔の左側に表れやすいと言われています。

元々、人間の顔は左右対称な形ではありませんが、右目は笑っていて左目はひきつっているなど、明らかに表情が違う場合は左側が本心の場合が多いのです(アメリカの心理学者ザッカイムとグールが研究実験により発見)。

もっと言えば、裏表がある人は左右の表情が違うことで徐々に顔が歪んできてしまうこともあるようです。

「性格は顔に表れる」とは、そういう由来もあるのかもしれません。

介護現場で働く介護職員の中には「裏の顔を持つ職員」が存在します。 利用者への対応で「表の顔」と「裏の顔」を使い分けて対応をする...

⑦目を細める

何か「可愛らしいもの」や「愛おしい人」や、逆に「疑わしいもの(つまり眉唾)」を見る時は「目を細める」場合があります。

両者の違いは、目の奥の瞳孔が開いているか開いていないかになります。

瞳孔までは自己コントロールができないため、本心が出やすいと言えます。

⑧言い知れぬ違和感

上記で色々「目でわかる特徴」を書いてきましたが、「特に当てはまらないけど言い知れぬ違和感がある」という場合もあります。

当ブログでも何度も言ってきていますが「自分の中の違和感を見過ごさないことが重要」です。

「目は口ほどにものを言う」ということは間違いありません。

相手の目を見ることで様々なことがわかりますので、介護現場のみならず日常生活でも役立つことでしょう。

最後に

今回は、相手の目を見ることの重要性と特徴について記事を書きました。

相手の目を見て判断することで、介護現場であれば利用者への対応以外にも同僚や上司との「押したり引いたりの人間関係」にも役立てることができるのではないでしょうか。

目は口ほどに物を言うというのは本当なのです。

そして、自分の中の違和感を封殺してしまわないことでより良い判断ができればこれ幸いです。

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コメント

  1. デイちゃん より:

    相手の目を見て・・と言われると、女性利用者の入浴介助の際は、相手の目というか顔を見て介助していますね。
    「私はあなたの体は見てませんよ」みたいな感じで。
    でも間接視野で体に傷がないか内出血がないかとかは見ますけど。
    女性の介護職なら、乳房のしこりとか気づいてあげれるのですが・・。
    とか、ちょっと違うことを考えました。

    • アバター画像 介護職員A より:

      >デイちゃんさん

      こんばんは~
      コメントありがとうございます^^

      なるほど…斬新な考えですね。
      デイでは頭がしっかりされている利用者も多いでしょうからそういう状況もあるでしょうね。
      勉強になります。

  2. かず より:

    そういえばウチの施設長笑っていても目は絶対笑っていないですからね。冷たい視線です…。
    そういう僕は喜怒哀楽がすぐ出て分かりやすいって言われてます。常時笑顔で仕事したいですがストレスたまる職場ですから…。だから態度にはホント気をつけています。

    • アバター画像 介護職員A より:

      >かずさん

      裏表のない人もいればある人もいますし、ポーカーフェイスだったり違和感しか感じない人など色んな人がいますね。
      でも大体の場合は目が本心を物語っていたりします。
      態度に気をつける必要はありますが、違和感を放置せずに言いたいことを言うのも大切だと思います。
      「あの時言っておけば良かった」という後悔と自己嫌悪の悪循環に陥ることがまたストレスになったりしますので><