介護現場には色々な職員がいます。
新人職員も居ればベテラン職員も居て、無資格者も居れば有資格者も居ます。
また、介護職員個々の性格や資質も人それぞれで、人員不足もあり入職条件のハードルを下げていることで様々な人間性や経歴の職員が存在します。
そういう状況も「人間関係」が複雑になり悩まされたり嫌気が差して辞めたくなってしまう一因であると言っても過言ではありません。
ですから、介護職員の中には「注意が必要な人」がいるわけです。
注意が必要とは、自分自身が注意をして接する必要があるという意味と、正常に介護業務を行うために当人に注意をしていく必要があるという2つの意味があります。
今回は、私自身が経験したり見聞きした中で「介護現場にこんな介護職員がいたら注意が必要3選」をご紹介したいと思います。
(スポンサーリンク)
介護現場にこんな介護職員がいたら注意が必要3選
それでは早速、介護現場に居たら注意が必要な介護職員についてご紹介していきます。
①サボる介護職員
多くの介護現場では、一生懸命頑張っていてもサボっていても同じ給料が支給されます。
介護現場では職員個々の実績や成績が数値化しにくいため、真面目に働こうがサボろうが給料もボーナスも大差はありません。
そういう状況の中では、「サボった方が得」と考える介護職員が出てきてしまいます。
確かにそういう考え方になってしまうのもわからなくもありませんが、それでは他の職員にしわ寄せがいったり利用者に迷惑が掛かったりしてしまいます。
ですから、「世間の常識や道徳心や倫理観」を持っていればそういう考え方にはならないのですが、介護現場では非常識さえもまかり通ってしまうため注意が必要です。
そういう考え方をしてしまう介護職員の特徴として、「給料が安いのだからサボってもいい」というような身勝手な屁理屈を述べたり己を正当化をする傾向にあります。
しかし、労働契約を締結しているのですから権利だけを叫ぶのではなく義務も誠実に果たしていかなければなりません。
法的根拠としては、民法1条になります。
(基本原則)
第一条 私権は、公共の福祉に適合しなければならない。
2 権利の行使及び義務の履行は、信義に従い誠実に行わなければならない。
3 権利の濫用は、これを許さない。
【引用元】民法
上記条文の「信義誠実の原則(通称:信義則)」によって、契約上の期待を裏切らないように誠実に実行し、公共の福祉に適合しないことをしたりサボったり権利の濫用をしてはいけないのです。
つまり、「サボるということは法律違反になるため注意が必要」ということになります。
②中二病の介護職員
中二病という言葉はネットスラング(隠語・略語・俗語)ですが、要は「中学2年生頃の思春期にありがちな赤面してしまうような空想や思想表現や背伸びをしたような言動」を指します。
大人になりきれていないのか、中二病を地でいく人間性になってしまっているのかはわかりませんが、こちらが赤面してしまうような表現や言動をするため注意が必要です。
例えば、
「俺が介護業界から虐待を無くす」
「自分こそが法律であり介護保険法」
「私にできないことはない(自分が神だ)」
などの言動になります。
自信の表れとも取れますが、根拠無き自信ほど怖いものはありません。
赤面するだけならいいですが、一般的に中二病は大人になると自然治癒すると言われているため、成人してからも中二病気質がある場合は何かしらの問題がある可能性も否定できないため注意が必要です。
③滅茶苦茶な介護職員
中には滅茶苦茶な介護職員もいます。
どう滅茶苦茶なのかと言えば、
- 世間の常識が通用しない
- 面白くないことを面白いと思っている
- 他者を害してでも自分の欲求を通したいエゴイズム
などです。
介護職員に限らず、他職種や経営者であったりします。
そういう人の特徴として、
- 「常識は固定概念」と言いながら、そもそも常識を知らない
- 「面白ければ何でもあり」と言うものの、多くの人が面白いと思わない
- 「他人を不快にするのも価値観」と言うものの、そもそも権利侵害であり法律違反
という火種そのもののような人になります。
そんな人が介護現場に居れば、同僚だけでなく利用者さえも不幸となるため注意が必要です。
最後に
今回は、「介護現場にこんな介護職員がいたら注意が必要」ということについて記事を書きました。
こちらから注意をしたり改善を促しても信義則に反する価値観を持っているため、「聞き入れてくれない」「直してくれない」という場合が殆どです。
ですから、自分自身が注意をして接したり利用者に迷惑や被害が出ないように配慮をしていく必要があります。
独自の価値観や理想を持つことも大切ですが、他人に迷惑を掛けたり独りよがりにならないようにしたいものです。