介護の基礎知識

介護現場で使われている紛らわしい専門用語や略し方一覧

投稿日:2019年11月11日 更新日:

 

介護業界にも言葉狩りの魔の手が侵食してきています。

「徘徊」という言葉は使わないようにしようだとか「バイタル」や「帰宅願望」「清拭」「ADL」もわかりやすい言葉に変えようという風潮には首を傾げてしまいます。

基本的に「ちゃんとした日本語や専門用語」に関しては、過剰に言葉を狩っていく必要はないと考えています。

利用者本人や家族に伝える際に、最初やその都度、用語の意味を説明すれば良いと思いますし、必要以上にへりくだったり過剰な配慮をしすぎてしまうのもどうかと思います。

ただ、そういった専門用語などの中でも「妙な略し方」や「独特の言い回し」をしている言葉は直した方が良いと感じています。

今回は、「介護現場で使われている紛らわしい専門用語や略し方」について記事を書きたいと思います。

「徘徊」を使わず見直しを推進する「言葉狩り」イメージだけ変えても何も解決しない

 

 

 

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紛らわしい用語一覧

 

 

「帰宅願望」や「徘徊」などの正しい日本語や「バイタル」や「ADL」などの正しい専門用語であれば直す必要はないと思っていますが、妙な略し方や独特の言い回しをしている専門用語は紛らわしいので直していく必要があると感じています。

職員同士ならまだしも、特に利用者本人や家族に対しては「正しい言葉」や「違う言葉」を使った方が良いのではないかと思うわけです。

 

W/C(ダブリュー/シー)

「W/C」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。

普通は「トイレかな?」と思うはずです。

しかし、介護現場では「W/Cは車椅子」のことを指します。

W=Wheel(ホイール)=車輪

C=Chair(チェア)=椅子

「車輪のついた椅子」つまり「車イス」を「W/C」と表記します。

未だに「W/C」と書く職員がいるのですが、「もうそれは車イスって書いたらいいんじゃないの?」と激しく思います。

家族が見たら「トイレ」のことだと思っていることでしょう。

 

 

KOT(コート)

「KOT」と書かれれば「コット?」と読んでしまいかねません。

「コート」と書かれれば「冬に着る暖かい上着のことかな?」と思ってしまいます。

しかし、「KOTは大便」のことを指す医療用語です(介護の専門用語ではありませんが、介護現場でも使われます)。

KOTの場合は正しい専門用語ではありますが、家族向きには「もうそれは便と書けばいいんじゃないの?」と思うわけです。

 

 

PT(ピーティー)

「PT」と書かれれば「ポータブルトイレ(Portable Toilet)」かと思います。

しかし、「理学療法士(Physical Therapist)を略してPT」と呼ばれます。

これも覚えればいいんでしょうが、ポータブルトイレとの見分けがつきづらいので家族向けには「理学療法士と書けばいいんじゃないの?」と思うわけです。

他にも、作業療法士は「OT」、言語聴覚士は「ST」、視能訓練士は「ORT」と略されます。

 

 

CW(シーダブリュー)

「CW」と書かれれば「ニコル?」かと思ってしまいます(私だけかもしれません)。

しかし、「介護職員(Care Worker)を略してCW」と呼ばれます。

これも家族向けには「介護士とかケアワーカーと書けばいいんじゃないの?」と思うわけです。

 

 

CM(シーエム)

「CM」と書かれれば「コマーシャル?」と思ってしまいます。

しかし、「介護支援専門員(Care Manager)を略してCM」と呼ばれます。

これも家族向けには「ケアマネジャーとかケアマネと書けばいいんじゃないの?」と思うのです。

 

 

DS(ディーエス)

「DS」と書かれれば「任天堂の人気ゲーム機?」と思ってしまいます。

しかし、「デイサービス(Day Servis)を略してDS」と呼びます。

他にも「GH(グループホーム)」「DC(デイケア)」「SS(ショートステイ)」などがあります。

介護業界では事業所形態に関して様々な呼称があります。

デイサービスひとつとっても、本来は「通所介護」です。

「通所介護」「デイサービス」「DS」など、表記が変わればどんどんわかりづらくなってしまいます。

 

 

余談:「Rへ」

これは余談ですが、以前Twitterでつぶやいたように、職員間のメモなどで介護リーダーやユニットリーダーを略して「山田Rへ」と書いている人がいますが、リーダーの正しい英語表記は「Leader」なので、本来は「山田Lへ」と書かなくてはなりません。

頭文字が「RかLの違い」ですね。

「Reader」だと情報記録媒体を読み取る装置のことになってしまいます。

ただ、ひょっとしたら本当にリーダーのことを記録媒体だと思ってわざと書いている場合もありますし、職員間で使っているだけならあまり問題はないのですが、本気で間違えているならどこかで恥ずかしい思いをする可能性もありますので直した方がいいかもしれません。

 

 

 

最後に

 

今回は、介護現場で使われている専門用語や略語について「紛らわしい用語一覧」をご紹介しました。

介護現場で専門職同士がやり取りをする際は簡略化できる部分もあるため「それはそれでありかな」と思えるのですが、やはり利用者や家族(又は世間一般)へ伝える際には、ちゃんとした言葉を使ったり略さずに表記した方が良いのではないかと思っています。

しかし、見返してみると結果的に「全て英語表記のものばかり」になってしまいました。

英語表記は略す際に非常に便利な言語ですが、「他の意味と被る」場合が多く、誤解を招いたり意味が通じない可能性が高くなります。

「徘徊」などの正しい日本語は言葉狩りをしていくのに、こういった紛らわしい略語は使い放題というのも違和感を覚えてしまいます。

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