リアル介護現場の実情

女性介護士が妊娠して身体介護を免除された場合に1日中座っていても許されるのか

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介護士も人間ですから色々あります。

女性介護士であれば妊娠することもあるでしょう。

妊娠しても介護現場で働いている介護士も意外と多い印象です。

私も過去にそういう人を何人か知っています。

妊娠は病気ではありませんが、お腹に生命が宿っているためにやはりその身体が気遣われます。

そうなると、会社の判断として「身体介護を免除して働いて貰う」ということになるわけですが、身体介護ができる職員が1人でも減ると他の介護職員の負担が増えてしまうのも事実です。

今回は、「女性介護士が妊娠して身体介護を免除された場合に1日中座っていても許されるのか」というリクエストを頂きましたので記事に書きたいと思います。

介護現場で全く仕事をしないサボる介護職がいる場合、同僚としてどうすればいいのか

 

 

 

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介護士が妊娠して身体介護が免除されたからと言って1日中座っていればいいのか

 

 

最初に申し上げておきますが、私は男性なので妊娠をすることができないため、妊娠から生じる肉体的精神的な痛みやつらさや喜びなどを慮ることくらいしかできません。

ですから、記事を書いていく上で難しさを感じてしまうのですが「全ての子供は宝」だと真剣に思っているのは事実です。

誰の子であれ、無事に産まれて欲しいと願っています。

そうなると「妊婦さんには無理をして欲しくない」と思ってしまう側の人間です。

かと言って、介護現場の中では「身体介護を免除された妊娠した介護士が1日中座っていると他の介護士に負担がいってしまうのも事実」です。

その状況を良く思わない介護職もいることでしょう。

この「折り合い」をどうつけていけばいいのでしょうか。

 

妊娠すると身体介護が免除される

女性介護士が妊娠していることがわかると、当然会社に報告をします。

そして、会社としては「身体介護を免除する」というのは至極当然の判断になります。

逆に、ここで「そんなの関係ねぇ!」などと言ってしまう会社の方がどうかしています。

そんな判断をするような会社であれば、それこそ周りの職員たちにとっても「自分たちは守られていない」と感じてしまうのではないでしょうか。

介護職員が「会社から守られている」と感じる環境でなければ悪循環は断ち切れない

 

 

1日中座っていればいいのか

「妊娠して会社から身体介護を免除されたからと言って、1日中座って記録ばかりをしているのかいかなるものか」というリクエストを頂いたわけですが、確かに妊娠初期に比べて5か月~6か月目に入ると「安定期」となりある程度は状態が落ち着くようです。

安定期に入れば、あまり重くない利用者の移乗やゴミ捨て(介護現場のゴミは結構重いのです)などは出来るような気はしますが、この場合「本人のやる気や意思」だけの問題ではなく「医師の判断や許可の有無」が重要になってきます。

医者が「やめときなさい」と言えば、やらない方がいいのです。

もうその点は、会社や同僚の思いや感情でどうにかなるものではありません。

確かに、中には「ああ、これくらい大丈夫です」と言って移乗などの身体介護をしている妊娠中の介護士もいます。

しかし、ありがたくて助かる反面、ヒヤヒヤしてしまうのも事実です。

かと言って、現場には殆ど出てこずに1日中パソコンの前に座って記録や書類ばかりをされていては現場の負担が大きくなってしまうのも事実です。

この「ジレンマ」をどう捉えればいいのでしょうか。

 

 

結論:事業所が責任を持って配置する

事業所(会社)が、妊娠している介護士の身体介護を免除するという判断をしたわけですから、仮に本当に1日中椅子に座っていたとしても「それでいい」ということになっているわけです。

それによって周りの介護士に業務の負担がいってしまうことは誰の目にも明らかなわけですから、解決策として「身体介護のできる職員をプラスで1名配置する」という対応を取らなければ解決しません。

身体介護を免除されている女性介護士を人員配置に含めてはいけないのです。

しかし、多くの介護事業所は人員不足ですからそれができません。

ですから、身体介護を免除された妊娠中の介護士がいる場合は、周りの職員の業務負担が大きくなり、妊娠している介護士が疎まれるという劣悪な人間関係と職場環境が形成されやすいと言えます。

「妊娠していても安定期なんだからもっと働けよ」という気持ちを持ってしまう周りの職員も出てくるでしょうし、妊娠中の介護士にしても「与えられている権利なのだから身体介護をしなくて当たり前」「安定期なのだから皆に迷惑を掛けないように出来る限りのことはしなければならない」などの様々な気持ちの葛藤が生じてしまうことになります。

そのお互いを守ってあげるのが会社なのではないでしょうか。

 

 

余談:年子を妊娠して何年も出勤してこない介護士

これは余談ですが、リクエストのコメントに以下の内容がありました。

私のデイの常勤妊婦は、妊娠・出産・産休・育休のサイクルを1年あけて3回繰り返しています。

その常勤妊婦は、「妊娠したので身体介護できません」と言って、一日中座ってサボっていたのですが、それはどこでもそうなんですかね?

その常勤妊婦、働きだしたな‥と思ったら、三か月目で「妊娠しました」と言い出して、それ以降出産までの半年くらいは身体介護免除でずっと座ってサボっていました。で出産した後、育休で1年休むんですよね・・。それを3回繰り返しています。まあ権利だからいいけども。

【ブログのコメントより引用】

上記の状況と似たような介護士は私の経験上でも確かにいました。

年子を妊娠し、出産・産休・育休を繰り返し数年来ない介護士です。

1日中座っているどころか、産休育休で出勤さえしていないのです。

もちろん、これは当然の権利ですから他人がとやかく言うことではないですし言う必要もありません。

そうは言っても介護職の間では色々な噂なども飛び交っていました。

どちらにしても数年後に出勤する頃には介護職の顔ぶれも利用者の顔ぶれも大きく変わってしまっています

復帰後、リーダーが続々と辞めていっている状況だったため、即座にリーダーに昇格になりました。

もともとサボり全開の常勤が妊娠したから身体介護免除で~ってなって毎日サボってたら、「ふざけんなよ」「もともとサボってるくせに、妊娠を口実にもっとサボるつもりか」「やめてしまえ」ってなりそうですよね。

会社も、妊娠したスタッフは一人に数えないでシフトに入れて、利用者の見守りや話し相手、レクの補助とかしてもらうのがいいと思うんだけどね。・・って考えると、会社に責任がありますよね。

【ブログのコメントより引用】

つまり、「その妊娠した介護士の普段の態度や仕事ぶりも周りの心象に大きく関係してくる」と言えるのではないでしょうか。

もっと言えば「上司に気に入られているかそうでないか」も非常に重要なポイントです。

こういった状況は多くの介護現場であり得ることではないでしょうか。

不健全な運営の中で求められる「介護リーダーというポスト」の特殊性

 

 

 

最後に

 

今回は、女性介護士が妊娠して身体介護を免除された場合に1日中座っていても許されるのかというリクエストにお応えして記事を書きました。

サボっているかどうかは別として、会社が認めている以上どうしようもない状況ですし、認めている以上はプラスの人員を配置していくことが「従業員を守ること」になります。

それが出来ていない事業所は双方の従業員が守れていません。

「押し付け合い」や「しわ寄せ」や「搾取」や「自己犠牲を強いる環境」を改善していかなければ、いくら表面上のポジティブキャンペーンを行っても「臭いものには蓋」状態でしかありません。

皆様の事業所ではいかがでしょうか?

 

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