介護職員を辞めたい

「介護職員を辞めたい、もう限界」と思ってしまう介護現場のストレス5選

投稿日:2019年12月30日 更新日:

 

介護職員の退職理由は統計で確認をすると「人間関係」や「法人の理念や職場の方針への不満」が上位になっています。

つまり、介護業務そのものだけでなくそれを取り巻く人間関係や職場環境に大きなストレスを感じていることがわかります。

もちろん、介護業務の中でもストレスを感じることは多々ありますし、介護職員は「ストレスフルな状態」だと言えます。

そして、そんな状態であれば当然「介護職員を辞めたい」「介護の仕事はもう限界」と思う人が多く発生し、実際に辞めていってしまう人も後を絶たないのが現状です。

今回は、「介護職員を辞めたい、もう限界」と思ってしまう介護現場のストレス5選をご紹介します。

「介護職員を辞めたい?」介護の仕事がイヤなのではなく環境がイヤだった

 

 

 

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「介護職員を辞めたい、もう限界」と思ってしまうストレス5選

 

 

ストレスフルな介護現場では、介護職員を退職に追い詰めてしまう確率が高くなってしまいます。

本来であれば、人間関係や職場環境を改善していくのは上司や事業所の責務なのですが、表面上しか改善されていなかったり、そもそも改善する気もないような事業所もあるのではないでしょうか。

結局は、介護職員個々が「ストレスを溜め込まない努力」「ストレスを発散する方法」「自分を守る方法」を実行していくしかないわけですが、そういったことまで「自己責任」かのように扱われることに新たなストレスを感じてしまいかねません

では早速、介護現場でのストレス5選を詳しくご紹介していきたいと思います。

 

①「問題行動のある利用者の対応」

認知症があったり無かったり様々な利用者がいますが、問題行動がある利用者の対応にストレスを感じます。

問題行動とは、

  • 暴言
  • 暴力
  • 強烈な帰宅願望
  • 物盗られ妄想
  • 徘徊

などを指します。

いくら仕事だとは言え、介護職員も人間なのですからストレスを感じます。

アンガーマネジメントやストレスを溜め込まないような注意喚起をするだけでなく、職場全体で具体的な対策を取っていくことが重要なのですが、現状では非常に抽象的でぼんやりとした対策しか取られていないために「辞めたい」と思ってしまう介護職員が後を絶ちません。

介護職には必須?介護現場でのアンガーマネジメントの効果と問題点

 

 

②「クレーマー家族の対応」

介護の仕事は利用者との家族にも理解が得られるような対応を行い、信頼関係を構築していくことも必要です。

しかし、中にはクレーマーのような家族も存在し、その対応をすることでストレスを感じます。

例えば、

「介護施設に入所させたら認知症が進んだので責任を取って欲しい」

「お金を払って介護のプロに任せているのに転倒させるなんて、責任を取って欲しい」

などです。

もちろん、中には真摯に受け止めなければならない苦情もありますが、毎日のように何か言ってくるというような頻度の多さも一種のクレーマーと言えます。

通常の介護業務をしているだけでもストレスを感じている中で、クレーマー家族の対応もしていればストレスフルな状態となり「辞めたい」と思ってしまうことでしょう。

【理不尽】「クレームを言ったもの勝ち」の世界なので介護職員が疲弊していく実情

転倒などの事故に関しては、利用者が人間である以上完全に防止することは不可能なのですが、裁判で賠償命令が出るなどまだまだ世間の理解を得られていない現状であることがわかります。

【介護事故考察】介助不足で複数回転倒し死亡「施設に2800万円の賠償命令」

 

 

③「人員不足での業務過多」

普通に働いているだけでもストレスが多い仕事であるのに、更に人員不足で業務過多になればストレスフルな状態になり「辞めたい」と思ってしまう介護職員が続出することでしょう。

残業をすることで時間超過になるだけでなく、通常4人必要なところを2人の介護職員で業務を行うなど、過重労働になっている状態も大変問題です。

過重労働は時間超過さえしなければ手当もつかないため、悪質かつ劣悪な労働環境と言えます。

自分が潰れてしまわないように自分を守りながら働くことを最優先しましょう。

人員不足で過重労働を強いられている介護現場では自分を守ることが最優先

 

 

④「上司や同僚との人間関係」

上司や同僚にも色々な人がいます。

例えば、

  • 理不尽なことばかり言う
  • 頭ごなしに怒る
  • 嫌味を言ったり無視をする
  • 全然仕事をせずに人に押し付けてくる
  • 理想ばかり押し付けてきて現実が見えていない
  • 滅茶苦茶なことばかりしている

などです。

そんな上司や同僚と一緒に仕事をしているとストレスフルな状態になり「辞めたい」と思ってしまうことでしょう。

関わらないのが一番無難ですが、チームで動いている介護現場ではそうもいきません。

事業所がもっと積極的に職場内の人間関係が正常化できるような介入が必要ですが、それができている事業所はそうそうないために「人間関係」で辞めていく介護職員が後を絶ちません。

介護事業所に存在する「お局職員」の10の特徴と対処法

 

 

⑤「そもそも事業所の風潮やしきたりがおかしい」

経営陣や事業所そのものの風潮やしきたりが常識外れである場合は、どうすることもできません。

何故なら、最後の頼みの綱である事業所そのものがおかしければ、今後改善していく可能性も低く絶望しかないからです。

例えば、

  • ミスや失敗をつるし上げる体質
  • 独裁的なワンマン経営
  • 意味不明なしきたりがある

などです。

根本から腐っているわけですから、経営者が変わらない限りは変わることはありません。

そんな状態であれば「辞めたい」と思ってしまう介護職員も多いことでしょう。

給与明細書の渡し方ひとつ取っても、独特のしきたりや妙なこだわりを持っている事業所は他のことでも独特で妙な方針が多々ある可能性が高いため注意が必要です。

こんな給与明細の渡し方をしている介護事業所はヤバい5選

 

 

 

最後に

 

今回は、「介護職員を辞めたい」「介護の仕事はもう限界」と思ってしまう介護現場のストレス5選をご紹介しました。

介護職員のストレスに配慮してストレスチェックの義務化もされていますが、結局は結果に問題があれば「産業医や心療内科を受診しなさい」ということとなり介護職員個々に対応を振られるだけです。

結果に問題があったということは「職場環境や人間関係に問題があった」ということなのですから、その根本原因を治療していく方が先決ではないでしょうか。

物事には全て原因があって結果があるのです。

介護現場でストレスチェックを活かすなら職場環境を改善しなければ意味がない

 

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